2017年のボディソープ市場は、「保湿」「薬用」「低刺激性」を訴求する中・高価格帯アイテムが市場を牽引し、前年比3%増で着地したようだ。
花王は2017年7月、全身洗浄料№1ブランド「ビオレu」ボディウォッシュを改良発売した。
ライオンは、吸着保湿処方により、保湿成分が洗い流されないボディソープ「hadakara(ハダカラ)ボディソープ」(以下、ハダカラ)の2017年9~12月期販売実績が、前年同期比20%増となるなど着実にシェアを拡大させている。
クラシエの主力ボディソープブランド「ナイーブ」は、様々な企画品を定期的に発売し、ブランドの活性化を継続している。
ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングは2月13日、看板ブランド「ダヴ」よりボディウォッシュをはじめとする3種のカテゴリーにそれぞれ「ダヴ ボタニカルセレクション」を発売し、参入過多となってきた「ボタニカル」の周辺で一頭地抜けたい製品戦略を打って見せた。
牛乳石鹸共進社はこの春、ファミリーユース向けボディソープ「ミルキィボディソープ」(香り3種、写真)のパッケージを刷新しリニューアルする。
「戦う男のスキンケア」と掲げ、固形の「AGICA スキンケアソープ」などを商材に通信販売事業を展開しているスタジオラインは4月1日から、男性の臭いケアに特化したボディソープ「AGICA GLAND‐TEX5.0」(300mL、3980円)を発売して売上増大を狙っている。
2017年のボディソープ市場は、「保湿」「薬用」「低刺激性」を訴求する中・高価格帯アイテムが市場を牽引し、前年比3%増で着地したようだ。市場の大半を占めている「ファミリータイプ」では、香りや機能性を付与した「マス・パーソナル」や「泡タイプ」など汎用品と比べて単価の高い製品群で好調が続くことが見込まれ、市場のさらなる拡大が期待される。今特集では、関連企業6社(花王、ライオン、クラシエホームプロダクツ、ユニリーバ・ジャパン、牛乳石鹸共進社、スタジオライン)を取材した。
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