今回は、「エステティックグランプリ」(以下、エスグラ)で理事長を務めた経験を持ち、人気エステティックサロン「フルーツルーツ」の経営者としても知られる榎戸淳一氏に、エステティック市場の現状と今後の展望について話を伺った。
「顔専門」のエステティックを掲げ、化粧品販売やフェイシャル専門の学校運営、サロン運営サポートなどのエステサロンに関するトータルサービスを提供している日本ビューティコーポレーションは2017年12月、品のある美を追究し続ける固定観念にとらわれない好奇心旺盛な女性をターゲットにした美容アイテムの新ブランド「Grace J」を立ち上げた。
プロ専用理美容器具・エステ機器・美容用品の卸・通販サイトを運営しているビューティガレージは、年々利用が増加しているECサイトをより見やすく買いやすいサイトにするため、5月にフルリニューアルを行う。
ウェーブコーポレーションは、2017年秋に化粧品ブランド「スパトリートメントシリーズ」を発売10周年を機にリニューアルし、保湿美容液の「モイストエッセンス」を新たに追加した。
MTコスメティクスは、「肌悩みを解消したい」という一般生活者の声に応えるため、美容のプロフェッショナルによるカウンセリング後の製品提供を前提とした製品開発を行い、美容クリニックやエステティックサロン限定で化粧品を展開している。
アロマティックコスメ「ナーセリー」ブランドを展開するヒューマンリソースコミュニケーションズは、美容の国際ライセンス CIDESCO(シデスコ)認定を取得する春日郁代代表のもと、製品開発からサロンの技術・サービスのプロデュースを行っている。
セスコーポレーションでは、1994年の設立当初からオールハンドによる「フェイスソワントリートメント」を一貫して提案している。
化粧品や美容器具の企画・販売を展開しているLOUVREDO(ルーブルドー)は、美容室など全国に計約8000店舗の販売網が巡っている中でも、エステサロンルートは売上構成比が高い重点領域となっている。
矢野経済研究所は、2017年度の国内エステティックサロン市場規模を前年度比0.2%増の3579億円と見込んでいる。「エステティックグランプリ」で理事長を務めた経験を持ち、人気エステティックサロン「フルーツルーツ」の経営者としても知られる榎戸淳一氏に、エステティック業界の現状と今後の展望について話を伺うとともに、関連企業7社(日本ビューティコーポレーション、ビューティガレージ、ウェーブコーポレーション、MTコスメティクス、セスコーポレーション、ヒューマンリソースコミュニケーションズ、LOUVREDO)を取材した。
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