ブックタイトル週刊粧業・２０１５年４月１３日号

概要

週刊粧業・２０１５年４月１３日号

週刊粧業（第３種郵便物認可）（６）２０１５年（平成２７年）４月１３日第２９６８号蛍光顕微鏡で観察したところ、発酵ヒアルロン酸は、他の２つのヒアルロン酸に比べ、皮膚最深部である真皮層における蛍光発色が鮮明に確認された分。子サイズが小さい方が皮膚に浸透することを確認した後、上記３種のヒアルロン酸を０・01％配合した各ローションとコントロールをそれぞれ肌に塗布し、15分後と30分後の２回、角質水分量をＳＫＩＣＯＮ―２００で測定した。発酵ヒアルロン酸配合ローションを塗布した時の方が、他３種のローションに比べ、角質水分量値が増加することが確認され、人為的にバリア機能を破壊した皮膚に発酵ヒアルロン酸る肌。トラブルの原因の１つにフリーラジカルの関与が指摘されており、活性酸素やフリーラジカル除去作用を持つフラーレンは、これまでの研究で紫外線による角層バリアを塗布した試験でも、他３種を塗布した場合に比べ、バリア機能の回復傾向が高いことが認められた。ヒアルロン酸、低分子ヒアルロン酸よりも高いと判断できるという。同社は３月25日から３前回に続き、化粧品業界の薬事担当の応募・面接時にアピールすべき点や、企業選びのポイントをお伝えします。■応募時・面接時に伝えるべきこと薬事担当に応募する際は、基本的に「総括製造販売責任者」の資格と薬事業務経験の２つが求められます。求人によっては、資格さえ所持していれば良いケースもあります。薬事担当の経験がある場合は、自分のスキルをわかりやすく見せるために以下の３点を伝えましょう。●自分が責任者として申請を行っていたか●薬事申請を行った件数（月単位）●広告表記チェックの件数（月単位）このほか、薬事担当の転職で評価につながりやすい能力としては、折衝力とコミュニケーションスキルの２つがあります。厚労省との円滑な折衝や、社内のクリエイティブ部門とも良好な関係を築きながら仕事を行ってきたことがわかるエピソードなどを伝えると、好印象に繋がります。■企業選びのポイントは「企業の薬事法に対する姿勢」薬事担当の転職理由には給与や残業、勤務地といった就労条件の改善に加え、「薬事担当者として、誇れる環境にいたい」というものが多いです。薬事法に明るい職場か、法律を厳守する誠実な職場か……。『法の番人』である薬事担当としては、企業が薬事法に対してどんな姿勢で向き合っているかは気になるところです。薬事法に詳しい職場であれば、商品の表記をめぐって厚労省や社内のクリエイティブ部門と衝突する機会も減らすことができます。このように、就労環境を重視して転職する場合は、企業の社風や環境といった内部情報を入手できるかが重要なポイントになります。内部情報を入手するための手段として、人材紹介会社を利用するのも手のひとつです。紹介会社のなかには、実残業時間や給与システムの内訳、薬事法に対するメーカー側の姿勢など、ネットなどに公開されていない内部情報を独自のリサーチによって集めているところもあります。求人数自体、求人広告サイトよりも多く保有しているケースが多いです。そのほかの情報収集の方法として「実際に気になるメーカーの商品を手に取り、広告や成分表示などのテキストを読み込む」というのも有効です。これまで勤めてきた会社の表記と照らし合わせることで、その企業の薬事法に対する考え方をうかがい知ることができるでしょう。薬事担当の企業選びのポイントや、面接時に伝えるべき点について小幡瑞季プロフィール株式会社クイックキャリアコンサルタント。化粧品業界で働く方の転職をご支援して今年で10年目。幅広い化粧品企業への転職支援実績を持つ。転職者の希望を踏まえた求人のご紹介のほか、化粧品企業についての情報提供や、選考通過のポイント指南、就業条件の交渉等により転職をサポートする。株式会社クイックは設立34年、東証一部上場の人材紹介会社。化粧品業界の転職情報サイト『彩職』(http://cosme.ten-navi.com/)を運営。問い合わせ先：cosme@919.jpvol.315分で読める、化粧品業界の転職術―薬事担当2化粧品業界の転職―希望を叶える転職をするために―の機能低下に対して予防、改善機能があることが示唆されていた。今回は、酸化ストレスによって引き起こされる角層のバリア機能低下によるフラーレンの予防、改善機能を調べた。研究では、ヒト表皮モデルやヒト皮膚での水分蒸散を抑え、角化肥厚膜の成熟化を促進することが確認された。このことから、フラーレンが過度な日光暴露や皮脂の酸化による酸化ストレスの高まりによって起こる皮膚角層のバリア機能の低下を抑え、肌荒れを防ぐとともに、改善する機能があると考えられるという。以上のことから、発酵ヒアルロン酸には、皮膚の保湿作用の向上およびバリア機能の回復効果があり、その効果は高分子分解し、ヒアルロン酸の構成糖であるＮ―アセチル―Ｄ―グロクロン酸とＤ―グルクロン酸の構造中に二重結合をもつ二糖になることを突き止めた。その構造を持つ発酵分解物の分子サイズは約１nmで、一般的なヒアルロン酸配合化粧品に使われている高分子ヒアルロン酸（約４０００nm）や低分子ヒアルロン酸（約15～25nm）よりもはるかに小さく、化粧品に配合できるヒアルロン酸の最小成分という。分子が小さいほど皮膚への浸透性が高まることから、同社は三次元培養皮膚モデルを用いて、サイズの異なるヒアルロン酸の皮膚浸透性を調べた発。酵ヒアルロン酸、高分子ヒアルロン酸、低分子ヒアルロン酸をそれぞれ蛍光ラベル化したものを塗布し、24時間後に切片作成を行い、浸透度を態」は、洗浄中に食器と手指の間に生じるヌルつきの程度によって影響を受けることを確認し、食器を洗っているときにヌルつかない台所用洗剤を使用した「食器洗い」では負担を感じにくくなることがわかった。「食器洗い」は、毎日行う家事の中で最も嫌いな家事の第１位であり、食事の後片付けに伴う一連の作業の中で生活者は台所用洗剤で食器を洗う工程を最も負担と感じている。これを受け同社は「食器を洗っているときにヌルつき」を感じると無意識のうちに食器をしっかり支えるような行動変化が起こり、その変化が「食器洗いの疲労感」と関連しているのではないかという仮説を立て、食器を洗っているときのヌルつきに差のある台所用洗剤を用いて、「食器洗い」時の身体の動きや心理状態に及ぼす影響を調査した。20～40代の成人女性20名に行った実験では、食器を洗っているときにヌルつく台所用洗剤を使って食器を洗うと、姿勢は「前かがみ」になりやすかった。食器を洗う時の「行動」を科学的に観察するために、頭や肩・腕・手など10カ所を計測ポイントとして、それぞれの部位が３次元でどの位置にあるかを、時間を追って計測した結果、「食器洗い」中は体が前傾姿勢となり、食器を洗っているときにヌルつく台所用洗剤を使うと、頭の位置が前方にずれるなど、被験者の50％で食器洗い中の姿勢がより「前かがみ」になることがわかったさ。らに、食器を洗っているときにヌルつく台所用洗剤を用いて食器を洗っている場合には、「体の動きが制限されている」ことが観察され、特に頭・肩中央・左ひじの３カ所で動きの範囲が顕著に狭まったという。このことから、食器を洗っているときにヌルつく台所用洗剤を使用した場合には、食器を落とさないように姿勢が「前かがみ」になるため、「食器を支えて持っている左ひじや、頭・肩中央の動きが制約される」（同社）と考察している。食器洗いの際の行動と生理・心理状態を科学的に解析ジュジュ化粧品は、ヒアルロン酸の肌への保湿効果に関する研究を進める中、このほど独自技術によって高分子ヒアルロン酸を約１nmまで小さくした「発酵ヒアルロン酸」に化粧品素材として効果があることを見出した。食器洗い時の計測ポイント（イメージ）●は計測ポイントを示す測定結果イメージ（データに基づき作図）ライオンリビングケア研究所は、青山学院大学理工学部の野澤昭雄准教授と共同で、「食器洗い」の際の行動（姿勢、全身の動き）、生理・心理状態を科学的手法により解析した結果、食器洗いに伴う「姿勢」や「心理状日間、神戸市内で開催された日本薬学会第１３５年会でその研究成果を発表した。ビタミンＣ60バイオリサーチは、東京工科大学応用生物学部美化学研究室（前田憲寿教授）との共同研究により、フラーレンが、酸化ストレスによって引き起こされる皮膚角質のバリア機能低下に対し優れた効果を発揮することを新たに発見した。同研究成果は、３月25～28日に兵庫県で開催された「日本薬学会大１３５年会」で発表してい食器洗い中に感じるヌルつきが食器洗い中の姿勢に関連していることを確認１nmヒアルロン酸に化粧品の有用性を確認ジュジュ化粧品同社は、２０１２年に化粧品の保湿成分として知られている高分子ヒアルロン酸を小さく発酵分解できることを発表した後、その発酵分解物（発酵ヒアルロン酸）が新たな化粧品素材として活用できるか検討してきた。今回の研究では、高分子ヒアルロン酸を微生物の一種であるＳｉｎｏｍｏｎａｓａｔｒｏｃｙａｎｅａ（シノモナスアトロシアネア）で発酵発酵ヒアルロン酸の保湿効果（※数値が大きいほど保湿効果が高い）フラーレンの新たな美肌効果を確認ＶＣ60バイオリサーチライオン