ブックタイトル週刊粧業・2015年4月13日号

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概要

週刊粧業・2015年4月13日号

週刊粧業(第3種郵便物認可)(7)2015年(平成27年)4月13日第2968号同店の売場面積は78坪。商圏を半径1kmと、ドラッグストアとしては比較的広く設定した。「今回の出店には、2013年7月に出店した大宮店に続き、昨年10月に川口店、翌月に赤羽店をオープンすることで北区と埼玉・大宮地区までを京浜東北線沿線の店舗でつないでドミナントを形成するというねらいがあった。同時に、ビーンズ赤羽の集客力の高さも魅力だった」(大澤清隆営業推進部マネージャー)ターゲットは若年層から年配層まで幅広く設定した。このため、化粧品やサプリメントといった若者向けの商材だけでなく、主婦や年配者、さらには処方箋の利用者も取り込むべく日用雑貨などの生活用品も充実させている。「男性のお客様でも入りやすいよう、トイレタリー商品を前面に、次に医薬品と健康食品、奥に化粧品を配置した。おおまかな売上構成比は医薬品20%、化粧品20%、トイレタリー50%、ベビー5%、健康食品5%。売上げは当初の計画通りに推移している。開店当時と比べると、売上げは20%ほどアップした」(大澤氏)中心に支持を受け、資生堂の売上増に貢献する商材として期待している」(大澤氏)。今春は、リニューアルした資生堂の「HAKU」が好調だ。「APS」では高機能美容液「ナイトセラム」も好スタートを切った。サンケアでは「アネッサ」をはじめ、「ニベアサンプロテクトウォータージェル」が伸びがよく、男性でも使いやすい使用感が受けている。「ビオレさらさらUVアクアリッチウォータリージェル」もおすすめだ。ドミナント戦略で大宮から赤羽まで出店相談機能を持つドラッグとしてアピール乗降客から地元客までニーズに広く対応トモズビーンズ赤羽店〈東京・北区〉トモズは昨年11月、JR赤羽駅高架下の商業施設、ビーンズ赤羽の1階にビーンズ赤羽店をオープンした。赤羽駅は京浜東北線、埼京線、高崎線など複数のJR線が交差するターミナル駅であり、乗降客で賑わう。このため、同店にも多くの通勤・通学客が訪れるが、同時に地元客の来店も多いため、医薬品、化粧品、トイレタリーを幅広く取り揃えた。「かかりつけ薬局」として調剤も受け付け、美と健康のベストアドバイザーとして地域の人々との絆を深めつつある。ビーンズ赤羽の集客力に期待開店以来、売上げは順調に拡大ド(APS)などを取り扱う。出店に際し、生活者需要を見込んでいたので、化粧品を突出して多く扱うというよりは、むしろ平均的なサイズと言える」(大澤氏)「キャンメイク」「ちふれ」などのリーズナブル価格のブランドを揃えつつ、強みであるドクターズコスメも什器で最大面をとる展開とした。化粧品では「KATE」「ソフィーナプリマヴィスタ」が全体的に好調だ。冬場は「ソンバーユ」が外国人によるまとめ買制度品からドクターズまでスタンダードな品揃えで提案いがあってよく動いた。「NID」(ボランタリーチェーン)のプラセンタ原液も人気再燃の兆しがある。同店の平均客単価は1000円強。外国人の利用は増えているという。季節商材では、今春は美白とUVケアを全面に出していく。夏に向けて制汗剤や殺虫剤、防虫剤なども強めに出す。化粧品担当の吉永知世氏によると「アネッサは外国人の方が多く買い求めていく」という。冬場は、「APS」はオールインワンゲル「プラチナコラーゲンプラス」が人気だった。ハンドクリームは前年から動きがよくなった「クナイプ」や、「ロコベース」「ニュートロジーナ」「ヴァセリン」などが人気だ。1月に全店で導入した資生堂の「プリオール」が好調で、「ヘアケアから動きはじめ、基礎化粧品の動きもよくなっている。50代以上のお客様を酵素系ダイエットに注目置き換えから満腹感へインナービューティとしてサプリメントの品揃えも豊富だ。管理栄養士の資格を持つ岡山和司店長らが、アドバイスを求められる機会が多い。「酵素系がよく売れている。1つの商品だけでなく、それが効くと他の岡山和司氏化粧品は資生堂、カネボウ、コーセー、花王ソフィーナ、ちふれ、メイベリン、キャンメイク、ドクターシーラボ、キュレル、NOV、アベンヌラロッシュッポゼなどをラインナップしている。「制度品4社とセルフ系をはじめ、当社の特長としてドクターズコスメと、プライベートブラン商品もありますかと聞かれることが多い。ネットで紹介されているもの以外にあるのか質問されることが多い。1番売れているのがイーストエンザイムダイエット、シアシードダイエットケアなど満腹感が得られるもの。今まで3食のうち1食を置き換えるのを、(食べたいので)満腹で満たす方にシフトする方は多い。美容ドリンクはブーム時と比べると少し落ち着いた感があるが、韓国や中国の方には依然、人気が高い。外国人のお客様はブランドによる指定買いが多い。DHC『フォースコリー』やファンケル『カロリミット』が売れているが、ネイチャーメイドの根強いファンも多い。昨年秋よりスムージー系の売上げが伸びているので、今後種類を充実させる。サプリメントは調剤のお客様から相談を受け、紹介することもある」(岡山氏)調剤コーナーはレジのすぐ横にあり、全ての病院やクリニックの処方箋を受け付けている。トイレタリーは洗剤や掃除用品などの日用雑貨と、シャンプーやボディソープ、ヘアカラーなどのコスメタリーに大別される。シャンプーではノンシリコンは落ち着いているが依然、売上構成比は大きく、新製品やリニューアル品が底上げをしている感じだ。「ポイントカード会員は順調に増えつつある。500円で1ポイントを付与し、40ポイントで500円の値引きをさせていただく。還元率は2・5%と高めなので、今後も会員を積極的に増やしていく。ドラッグストアの競合店は近隣の商店街にあるのでチラシなどで集客をはかる。また、調剤を併設しているので専門性を活かし、相談機能を持ったドラッグストアとしてアピールしていきたい」(大澤氏)なお、同社では2月28日にお花茶屋店をオープン、今月中に東京駅隣接の商業施設「KITTE」に143店舗目をオープンする予定だ。〈店舗概要〉住所=〒115―0045東京都北区赤羽1―67―58ビーンズ赤羽1階▽電話=03―6903―8165▽営業時間=午前10時~午後10時オリジナルブランド「APS」「ソンバーユ」が外国人客に人気これからの主役はサンケア色合い豊かなハンドクリームノンシリコンシャンプーも手堅い酵素系ダイエット商材が人気処方箋も受付好調な「プリオール」と「HAKU」~美と健康の現場から小売ナビ小売ナビ