ブックタイトル週刊粧業・２０１５年４月１３日号

概要

週刊粧業・２０１５年４月１３日号

週刊粧業（第３種郵便物認可）（９）２０１５年（平成２７年）４月１３日第２９６８号そして、この改革の成果は、ここ２期の急速な業績回復となって顕在化してきました。しかし競争の舞台が「世界」に移りつつあることも踏まえ「グローバル」に視点を拡大しながら、ますます加速する消費・購買行動の変化に対応し、例えば「ネット社会」への対応なども含め、これまでにない新しい取り組みにも積極的にチャレンジしていく必要があります。皆さんは、このようにあらゆる意味での「転換の局面」に我々の仲間に加わってくださることになりますが、次のことを期待したいと思いますま。ずは「斬新な発想とチャレンジ精神」。若い皆さんだからこそ、これまでの習慣や常識にとらわれない斬新な発想を活かしてください。我々は業界ではチャレンジャーという立場であり続けるべきであり、皆さんはそのチャレンジ精神を率先して体現する存在であってほしいと思います。一般に、企業が進化（成長と発展）をしていくには、「それまでの蓄積や経験を活かした、これまでの延長上にある『連続的な成長』」と、「何らかのイノベーションによる革新や転換など、従来の延長上にはない『非連続の発展』」の両方が必要であると言われています。そして日本の企業は、一般に「改善」に象徴されるように前者は得意ですが、後者が苦手だと言われており、現在のような転換の局面においては後者が必要とされています。本日から我々の一員となる皆さんは、現時点では「経験はゼロ」です。しかしこれは弱点ではなくて、先ほど言ったように、前例・習慣や常識にとらわれない強みであり、むしろ経験を積んだ先輩よりも斬新な発想ができるかもしれません。是非、これを期待したいところです。もうひとつは「自分を磨く」こと。当社に憧れて入社し、愛社精神をもって働くことも大切ですが、それはコーセーという看板やブランドに頼ることとは違います。まずは自分自身を磨くことを通じて、新たなコーセー像を自分が創っていく気概を持ち業務に取り組んでください。を、一人ひとりが主役となって考え、実行してほしいのです。今日から新戦力として、皆さんにも「責任感」と「使命感」を持って、その「仕組み創り」に参加してもらいます。そして、必死になってください。必死にならなければ、本当に役立つ知恵や工夫は決して生まれません。皆さんが必死に頑張る姿は、必ず周囲のます。今日、こうして社会人としての第一歩をクラシエで踏み出すことになった「縁」、これから出会う多くの仲間や先輩、取引先の方々との「縁」、その一つひとつを大切にして下さい。それらの「縁」を心から大切にして生きていくならば、必ずその「縁」が皆さんに幸運という「運」を引き寄せてくれると信じています。夢に向かって進み始めた皆さんと一緒に、充実した毎日を過ごしたいと思います。明日へつながる一歩一歩を大切に踏みしめ、ともに成長していきましょう。Ｐ＆Ｇは成熟市場と言われる日本市場においても、消費者を深く理解し、その日々のくらしをより良いものに変えていく製品やサービスを提供することで、市場を拡大する機会が十分にあると認識しており、今後のさらなる成長に向けた事業戦略の実行や組織の強化を進めています。本日、こうして大きな目標にともに向かう新しい仲間を迎えることは、非常にエキサイティングなことです。私は日本のＰ＆Ｇが、消費者はもちろん世界的なＰ＆Ｇグループの中でも、ひときわ深い知見を持ち、自分の果たすべき責任を確実に果たすプロフェッショナルな組織、消費者を常にわくわくさせる革新的な製品やサービスを提供し続ける組織、そして、世界に人材を輩出し続ける組織でありたいと願っています。Ｐ＆Ｇにおいて、日本市場の持つ意味は非常に大きいものです。アジアならびに世界の中でも、現在も屈指の規模を持つ市場であり、みなさんはその重要な市場において大きな成長を達成し、アジアならびにグローバル組織にも貢献していくキープレイヤーになるのです私。がみなさんに対して期待することは２つです。１つ目はまず必死に働くということです。消費者と会社の上司、両方があなたにとっての「ボス」です。消費者を深く知り、上司を深く知ることがすべての基礎となります。同じように、自分のことを深く知ってもらうことも大切です。また、失敗を恐れず、これ以上ないというぐらいに、多くのことを積極的に学び、経験してください。必死に働くことでできるだけ早くビジネスで結果を出し、できるだけ早く成功の素晴らしさを肌で感じてください。それが次の成功、さらには個人の成長とやりがいにつながります。２つ目は、みなさん一人ひとりが自分の業務において、常に会社の代表者であるという自覚や責任を持って行動するということです。Ｐ＆Ｇでは、一人ひとりがみな、会社にとって重要な仕事をしているものとして尊重されます。会社はみなさんが業務において最大限の成果を出し、貢献ができるように性別や国籍、年齢に関係なく等しく尊重される企業風土を構築するとともに、働き方の自由度も高めています。そして、そこには必ず自分の行動、貢献に対する責任も伴います。私は、みなさん一人ひとりがＰ＆Ｇの代表者としての自覚をもって、本日ここから素晴らしいスタートを切ってくれるものと全面的に期待しています。一緒に成長に向かって頑張りましょう。するためにアテニアを設立しました。当社では化粧品の「不安」を「安心」に、アテニアでは「不満」を「満足」に変えた訳です。その次がサプリメント事業です。当時、健康食品は「高いものが効く」という誤解があり、イメージも非常に悪いものでした。そこで「サプリメント」という新しい言葉を使い、毎日摂取できるリーズナブルな価格で提供しました。健康食品に関する「不信」を「信頼」に、「不満」を「満足」に変えていった訳です。では、次に当社は何の不を解消するのでしょうか。国民の医療費は増え続けており、このままでは国が医療費で倒産してしまいます。ここに当社はチャレンジしていきます。医療費を減らすには、「病気の人をつくらない」ことが重要です。サプリメントだけではなく、予防医療の分野にも踏み込み、病気を発症する前に予防することに力を入れていきます。私が経営に復帰して３年目となり、経営の課題は解決できました。これからは第二の創業期です。今日から、食品の機能性表示が緩和となります。これまで禁止されていた「目の健康に」など身体の部位を示した表示が、科学的根拠があれば可能となります。フォローの風が吹き始めてきました。あなたたちは、第二創業期の一期生です。これから当社は大きく飛躍します。復活を遂げる期間にこの会社で働くことが生涯の宝となるように頑張ってください。今のフレッシュな気持ちを忘れずに、社会人としての力をつけ、「自分がこれだけのことをやった」と生涯の思い出になるような仕事をしてください。当社は皆さんの力をかりて大きく飛躍します。????????●●●●新入社員への訓示●●●●コーセー・小林一俊社長Ｐ＆Ｇ・奥山真司社長当社は、消費行動や競争環境が激変する中で、より強靭な企業となるべく全社を挙げて取り組んできた「改革」が、経営成果として実を結びつつあります。私が８年前に社長に就任して以来、「現場力、スピード、シンプル化」をモットーに掲げ、創業以来蓄積してきた我々のもつ本来の強みをより一層研ぎ澄ませつつ、変えるべき点は思い切って見直し、社員全員の「意識」と「行動」も含め改革を進めてきました。これらのことを常に胸に抱きながら、今日からコーセーの一員として、クラシエＨＤ・石橋康哉社長我々と一緒に新たな未来を切り開いていこうではありませんか。合わせて、他の人の役割と有機的に結び付いた結果として儲けることにつながる、そういう「仕組み」を創ることが重要です。クラシエがこの先も成長し続けるために、自分が何を成すべきなのか「縁は運によってつながり、運は縁によって引き寄せられる」「必死になって知恵と工夫を生み出せ」人たちに伝わります。その姿こそが、クラシエのさらなる成長を牽引する力になるのです。物」です。これを取り除ファンケル・池森賢二会長当社の創業理念は「正義感を持って世の中の不を解消しよう」です。35年前、世の中では「化粧品公害」が大きな社会問題でした。原因は化粧品に使われていた「添加いた「無添加化粧品」が大ヒットし、当社の基盤ができました。ただ、一つの事業は永遠ではありません。次に最高の品質でリーズナブルな化粧品を提供多くの学生の中から当社が皆さんを仲間として選びましたが、最終的には皆さん自身が自分の意志で当社に入社するということを決めたのです。そして皆さんはクラシエという会社と「縁」を持つことになったのです。私の好きな言葉に「縁は運によって繋がり、運は縁によって引き寄せられる」という一節があり私は今年の全社中目標を、「一人ひとりが主役になって儲け続けられる仕組み創りへ向け知恵や工夫を生み出そう」としました。会社の方針の下、一人ひとりがその役割をきっちりと果たし、個人の役割達成を同じベクトルに