ロート製薬は2010年8月19日、主力のスキンケアブランド「肌研(ハダラボ)」から、敏感肌向けの新シリーズ「肌研 es(エス)」(1100~1300円)を発売した。
新シリーズでは、同社が独自開発した成分として、ナノ化ヒアルロン酸(加水分解ヒアルロン酸)に亜鉛を加えた“ナノ化ミネラルヒアルロン酸”を配合し、製品力を向上させたという。また、香料・着色料・アルコール・オイル・防腐剤フリーの無添加処方を実現した点も特徴的だ。
新シリーズを投入する背景には、まず、敏感肌用のスキンケア市場(2009年433億円、総合企画センター大阪調べ)が拡大傾向にあるということが挙げられる。
ただ、女性の約7割が自分が敏感肌と感じている一方で(同社調べ)、「肌に合うか不安」「スキンケアを変えることに抵抗感がある」などの理由から、敏感肌用スキンケアの購入をためらう傾向があることもわかっている。(総合企画センター大阪調べ)
さらに、同社の調査によると、敏感肌用と定義づけられた化粧水の約半数は、通信販売などドラッグストア以外のチャネルで販売されていることから、「肌研」の実績と知名度を活かして、敏感肌用スキンケアユーザーに主要チャネルとなるドラッグストアでの購入を促したい考えがある。
「肌研」は2004年に投入後、2010年度に年間売上高が100億円を超えるメガブランドへと急成長を遂げた。ただ、今期(2011年3月期)の売上高については、低価格帯スキンケア市場の競争激化を背景に、成長速度が緩んで「前期並みの実績」(吉野俊昭社長)で推移する予想を立てている。
新シリーズは「メイク落とし(リキッドタイプ)」(150mL・1100円)、「洗顔(泡タイプ)」(160mL・1100円)、「化粧水」(170mL・1300円)、「化粧水〈つめかえ用〉」(150mL・1100円)、「乳液」(140mL・1300円)、「スターターキット(2週間分)」(1300円)で構成される。
この記事は粧業日報 掲載
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