カネボウ化粧品は、2010年10月2日から26日まで、昨年新たに設立したロシアの販売子会社「カネボウコスメティックスロシアLLC」に、日本人のビューティカウンセラー(BC)を派遣し、店頭プロモーションを支援する。
派遣されるBCは、期間中に20店近くの百貨店、高級パヒューマリーに入店し、日本市場で培ったカウンセリング力や技術力をロシアの女性に存分にアピール。ロシアにおいて、欧米展開ブランド「SENSAI」の愛用者拡大を目指す。
ロシアは、ブラジル・インド・中国とともに、「BRICs」と呼ばれる新興経済国群の一つに挙げられており、個人消費の増大などを背景に経済成長を遂げている。
そのような環境下、化粧品の市場規模も拡大傾向にあり、中でも都市部を中心に富裕層が台頭し、高級化粧品市場が飛躍的に伸長している。
同社は、2002年に販売代理店を通じてロシアに進出。以降、モスクワとサンクトペテルブルグを中心に、欧米戦略ブランドである「SENSAI」を展開し、着実な伸長を示してきた。昨年9月からは、現地販売子会社「カネボウコスメティックスロシアLLC」の営業をスタートさせ、自社による直接的な独自のマーケティング・営業戦略の展開が可能になった。現在は、欧州市場における最大の成長期待市場として積極的な展開を図っている。
今回の日本人BC派遣もロシア事業強化の一環として実施する。日本から派遣するBCは、厚生労働省認定の社内検定S級取得者で、派遣期間中は複数の百貨店や高級パヒューマリーに入店。入店先の店頭に立つ「SENSAIアドバイザー」と連携を図り、「SENSAI」ブランドの認知拡大・愛用者獲得に向けた店頭プロモーションを支援する。
これまで日本市場で培ってきたやカウンセリング力や技術力をロシアの女性に伝播し、「SENSAI」ブランドの愛用者拡大に寄与させていく。
今後も継続的に、店頭プロモーション支援のためのBCを派遣し、化粧品ビジネスのさらなる拡大が見込まれるロシアにおいて、同社の存在感をさらに高めていく方針だ。
この記事は粧業日報 掲載
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