マンダム、「ルシード」スタイリング剤シリーズを全面刷新

粧業日報

カンタンに言うと

マンダム、「ルシード」スタイリング剤シリーズを全面刷新

 マンダムは2011年2月21日、ミドル層をターゲットとする男性化粧品ブランド「ルシード」のヘアスタイリング剤シリーズを全面リニューアルし、新技術の搭載と加齢による髪の悩みに対応した新たなアプローチで、ミドル層のスタイリングニーズを掘り起こす。

 セット力の強弱によって様々な剤型を使い分ける従来型の商品構成に、白髪やボリュームダウン、軟毛・細毛化など加齢による髪悩み別のアプローチを新たに加え、ワックスやフォーム、クリームなど全10品をラインナップした。

 加齢による軟毛・細毛化は、整髪したヘアスタイルがキープできないなどの症状を引き起こすことから、全製品に“浸透性アミノ酸”を配合。髪内部に浸透・蓄積しやすい性質のある同成分は、同社中央研究所の実証試験においても、軟毛や細毛にハリやコシを高める効果が確認されており、加齢毛ををスタイリングしやすい状態に整えることができるという。

 また、ボリューム不足に対応する2品には、従来の「セットポリマーの固定力」や「油分の粘着力」による整髪効果とは全く異なる手法として、独自技術の「パウダースタイリング」処方を採用。パウダーが付着することで髪に微細な凹凸をつくり、髪1本1本を引っかけるように整髪することで、細く柔らかい髪にもボリューム感を与えることができるという。

 なお、1989年のブランド誕生時からの「無香料・無着色・防腐剤無配合」という特徴は、今回のリニューアルでも打ち出している。

 同社調査によると、ミドル層の男性がヘアスタイリング時に抱える不満には、「思い通りの髪型がつくりづらくなってきた」「ボリュームを出しづらくなってきた」など加齢から派生する症状に悩んでいる意見が多く集まり、こうした加齢による不満からヘアスタイリング剤の使用を中止する傾向があることも明らかになった。

 人口構成の変化によりミドル層の取り込みはブランドの成長を図るうえで今後ますます重要になってくるとともに、20代でバブル期を経験したミドル層はオシャレ意識が高く潜在需要があることから、“新生”ルシードの投入により、低下しがちなミドル層の整髪意識を高めたい考えだ。

 ヘアスプレー スーパーハード(180g1000円)▽ヘアフォーム スーパーハード/ハード(各185g1000円)▽ヘアジェル スーパーハード(160g700円)▽ヘアワックス スーパーハード(70g800円)▽ボリュームパウダーフォーム ふんわりハード(185g1000円)▽ボリュームパウダーワックス ふんわりハード(70g800円)▽白髪用整髪フォーム グロス&ハード(185g1000円)▽ウォーターグロス ハード(185g700円)▽ヘアクリーム(160g700円)

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