資生堂、トルコ共和国にて合弁会社で営業開始

　資生堂は、トルコ共和国にて、化粧品の輸入・販売の大手代理店である「ヴェパヴェスココスメティック社（以下、ヴェスコ社、トルコ・イスタンブール）」と、合弁会社「SHISEIDO Kozmetik Anonim Sirketi (以下、呼称：資生堂トルコ、トルコ・イスタンブール）」を設立し、2012年1月から営業を開始する。

　同社は1998年、今回の合弁のパートナーであるヴェスコ社との代理店契約により、トルコ市場への参入を果たした。10年以上にわたる友好なパートナーシップのもと、欧米市場と同様のプレステージマーケティングを推進し、化粧品販売網は、約170店にまで広がり、売上げを堅調に伸ばしている。

　一方、トルコ経済は、約29.2歳という非常に若い平均年齢からくる内需の拡大と、所得の向上とともに、化粧品需要が拡大しており、高級化粧品市場は今後も高い成長が予測されている。このような背景のもと、市場でのプレゼンスを一層強化するべく、高級化粧品の販売ノウハウにおいて優れた実績のあるヴェスコ社と合弁会社を設立するに至った。

　資生堂トルコは、これまでの販売網を基盤に、インストアシェアの拡大を優先課題として取り組む。

　合弁会社の概要／正式名称＝SHISEIDO Kozmetik Anonim .irketi（呼称：資生堂トルコ）▽所在地＝トルコ共和国イスタンブール▽事業内容＝トルコにおける、高級化粧品グローバルブランド「SHISEIDO」の輸入・販売▽資本金＝460万トルコリラ▽出資比率＝資生堂グループ（筆頭株主は資生堂インターナショナルヨーロッパ）51％、ヴェスコ社49％▽責任者＝Murat USTA （Mr.）（ムラット・ウスタ）