出光ライオンコンポジット、インド共和国にて現地法人設立

粧業日報

出光ライオンコンポジット、インド共和国にて現地法人設立

 出光ライオンコンポジット(以下ILC)は、2012年1月1日付で、インド共和国に現地法人を設立し、同国にて本格的な事業展開を開始する。

 ILCは1979年に出光興産とライオンとの合弁会社として設立され、難燃性、耐熱性や高剛性などの機能をもつプラスチック複合材料専門メーカーとして、幅広い産業分野に数多くの新素材を提供してきた。

 1980年代よりILCは海外展開を加速しており、インドでは2009年から先行販売を開始。現在、原料調達や生産を現地メーカーに委託し、二輪車のバッテリー部材などの電装部品向けの材料を販売している。

 インド市場では、すでに自動車の販売台数が2000年から2009年にかけて83万台から248万台と大幅に拡大しており、今後、さらにエアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品が普及段階に入ると予測されている。

 今回、インドに現地法人を設立し、現地での原料調達や生産を直接行うことで、コスト競争力を強化し、よりきめ細かいサービスで拡大する市場に対応していく。

 現地法人概要/名称=LION IDEMITSU COMPOSITES INDIA PVT. LTD▽日本語名称=出光ライオンコンポジットインド㈱▽所在地=インド共和国グルガオン市▽資本金=5000万インドルピー▽株主=出光ライオンコンポジット㈱98%、LION IDEMITSU COMPOSITES (SINGAPORE) PTE LTD 1%、LION IDEMITSU COMPOSITES (HONG KONG) PTE LTD 1%▽事業内容=特殊複合合成樹脂の開発・製造・販売および有機、無機原料の輸出・輸入販売▽従業員数=4名(うち、ILC出向1名)

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