エステティックサロンの利用実態は、「定期的に利用している」「また行きたい」「行ってみたい」が軒並み減少した。その一方で、「もう行きたくない」「興味がない」とする否定的な回答が増加し、市場規模縮小が進む業界の動向を色濃く映し出している。
その他の要因としては、エステティック自体への不信感やサービスへの不満があることが考えられる。こうした課題を解決するために、業界団体は各種認証制度を設けたり、資格試験を実施するなどして対応している。今後はさらに業界全体が一丸となり、サービスの質向上に向けた活動を積極化していくことが必要である。
受けたいメニューに関しては、手軽な「フェイシャル」が依然として高く、6割を超えた。前回43.8%で2位だった「ボディマッサージ」は、ポイントがアップしたものの、「脱毛」が20P近く増加したため、3位に順位を落とした。主要団体は近年の取り組みとして、光脱毛に関する技術訓練の強化を課題に据えるなど、ニーズに応える形で取り組んでいる。そのため、今後も「脱毛」のニーズは高くなると同時に、実際に受けるメニューでも需要が高まることが予測できる。
「リラクゼーション」や「アロママッサージ」もそれぞれ6P前後増加し、4割台の回答率を得た。「脱毛」「痩身」の色彩が濃かったエステティックに対するイメージの幅が広がった分、顧客獲得の切り口も広がったことになる。(記事全文・アンケート詳細はこちら)
【エステサロンの利用意向(質問事項)】
Q1)エステティックサロンを利用したことがありますか? 受けたいメニューは?(複数回答あり)
Q2)「エステティックサロン」と聞くと?(複数回答あり)
Q3)ネイルサロンを利用していますか? 主にどんなメニューを受けていますか?
Q4)どんな店を利用していますか?
Q5)ネイルサロンの利用1回あたり料金の平均額は?
【調査概要】
調査協力:株式会社マクロミル
サンプル抽出方法:株式会社マクロミルが保有するネットモニタからランダムに抽出
対象エリア:全国
調査対象者:20~39歳の女性
対象者割付:女性/20~24歳、女性/25~29歳、女性30~34歳、女性35~39歳(各103サンプル)
この記事は週刊粧業 掲載
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