ヘアケア専門メーカーのティアーズ、自社ならではの隙間商品で成長図る

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ヘアケア専門メーカーのティアーズ、自社ならではの隙間商品で成長図る

 高品質・低原価の製品開発をしているヘアケア専門メーカーのティアーズ(本社=東京、山谷次夫社長)では、ヘアカラーが好調で現在同社の売上構成比の約50%を占めている。

 業務用製品では、ブランドごとに揃えていた添加剤を「クレバー」としてシリーズ化した。顧客の髪質に合わせてカラーリング料やカーリング料にミックスして使える。年内に50種類は揃え、その後売れ行きの良い品番だけ残していく。値引きはしないため、サロンの利益率も良いという。

 大手企業がサロン売上げを伸ばすため、店販品販売を強化する中、同社は「同じやり方では競争に勝てない」(山谷次夫社長)として、オーダーメイド式のヘアケア製品「ネフェル」に注力してきた。同製品は、顧客の髪を提供してもらいその髪質に合わせたシャンプー、トリートメントをつくる。好みの香りを処方する点も受け、顧客の支持を集めている。現在、年率30~40%ずつ伸長しており、拡販に努めている。

 「クレバーやネフェルは大手他社がやらない切り口で踏み込んだ。当社だからこそできる隙間商品だと思う」(山谷社長)

 美容師の技術指導についても、同社の講師が1日サロンで共に仕事をしながら、テクニックやデザイン、接客マナーなどを教えている。この取り組みも同社ならではといい、「高品質・低原価」のコンセプトを支える重要な活動となっている。

 市場で最も伸長率が高いヘアカラーは、主力の「アステティックヘアカラー」「スカリナータヘアカラー」でファッションカラーをグレードアップする。クリア感が向上し、ツヤがあり、綺麗に染まるため、美容師も使いやすいという。

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