資生堂は、商品の環境対応の一環として、売上ナンバーワン(※1)ブランド「エリクシール」より、化粧水・乳液のつめかえ用 (全10品目10品種、ノープリントプライス)を、2012年9月21日(金)に発売する。
つめかえ用には、主力スキンケアブランドで初めて「サトウキビ由来ポリエチレン容器」を採用。合わせて、本体容器をつめかえが容易にできる容器へと進化させた。
同社は、2020年までに、国内化粧品事業で使用するポリエチレンの70%以上を、石油由来から植物由来へと切り替えていく。
※1:2011年度店頭売上(資生堂国内化粧品事業内)
【商品(新製品)一覧】
◎資生堂 エリクシール シュペリエル
リフトモイストローション Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(つめかえ用)
化粧水、各150mL
◎資生堂 エリクシール シュペリエル
リフトモイストエマルジョン Ⅰ・Ⅱ(つめかえ用)
乳液、各110mL
◎資生堂 エリクシール ホワイト
クリアローション Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(医薬部外品)(つめかえ用)
化粧水、各150mL
◎資生堂 エリクシール ホワイト
クリアエマルジョン Ⅰ・Ⅱ(医薬部外品)(つめかえ用)
乳液、各110mL
※問い合わせは「資生堂お客さま窓口 フリーダイヤル 0120-81-4710」で受け付けている。
■「エリクシール」ブランドについて
「エリクシール」は、1983年に誕生した、ロングセラーのエイジング(※2)スキンケアブランド。中価格帯(2001円~5000円)スキンケア市場でシェアナンバーワン(17.5% :SRI 金額シェア:2012/3)を獲得している。
2006年、環境や年齢による肌変化を実感する女性に向けて、みずみずしいつやと豊かなハリのある肌へ導く「エリクシール シュペリエル」へ進化。2010年9月には、ハリ実感をさらに進化させた。また、2010年2月には肌本来の透明純度を引き出す「エリクシール ホワイト」を発売した。
※2:年齢に応じたうるおいケアのこと。
■環境活動への意識の高まりについて
同社は、30代~50代の中価格帯化粧品ユーザー、またエリクシールユーザーに、実践している環境活動について調査した。その結果、両ユーザーともに、実践率が高く、特に「ゴミは分別している」(中価格帯化粧品ユーザー92%、エリクシールユーザー95%)、「つめかえ商品を積極的に利用している」(中価格帯化粧品ユーザー89%、エリクシールユーザー81%)という人が多いことがわかった。(2011年11月資生堂調べ/N=222)
■同社の環境への重点的な取り組みとエリクシールの対応について
資生堂は、商品の環境対応として、①植物由来容器の採用、②レフィル化の加速、③バガス紙(※3)の積極採用に重点的に取り組んでいる。
※3:サトウキビから砂糖を採ったあとの繊維(バガス)を原料として作られる非木材紙
① 植物由来容器の採用
2020年度までに、国内化粧品事業で使用するポリエチレンの70%以上を石油由来から植物由来に切り替える。
※「サトウキビ由来ポリエチレン」は、焼却時に発生するCO2が、サトウキビが生長過程で吸収してきたCO2であり、CO2
の増減は±0(ゼロ)といえることなどから、石油由来ポリエチレンと比較すると、ライフサイクル全体におけるCO2排出量が約7割強少ないと言われている。また、サトウキビ由来ポリエチレンは、主にサトウキビから砂糖を精製した残液部から作られるため 食料との競合が発生しにくいメリットもある。
② レフィル化の加速
2020年度までに、国内化粧品事業のファンデーション(コンパクトタイプ)、白粉、シャンプー・コンディショナー(ジャンボサイズ)レフィルを100%配置し、化粧水・乳液(ディスペンサータイプ)には70%以上にレフィルを配置する。
③ バガス紙の積極採用
2012年度以降の国内化粧品事業の新製品・リニューアル品で紙を使用する商品においては、バガス紙への切り替えを促進する。
この3つの取り組みを実現したブランドは、エリクシールが初となる。今回、主力スキンケアブランドで初めて「サトウキビ由来ポリエチレン容器」を、中心商品である化粧水・乳液のつめかえ用に採用した。また、合わせて本体容器の外箱をバガス紙に切り替えた。主力スキンケアブランドのエリクシールで環境対応を強化することで、同社全体での取り組みを加速させていく。
■シンボルマークの表示について
資生堂では、サトウキビ由来ポリエチレンなどの植物由来プラスチックを容器全体の20%以上(重量比)使用している商品に、全社員が取り組む環境プロジェクト「資生堂アースケアプロジェクト」のシンボルマークを表示している。今回、エリクシール シュペリエル、エリクシール ホワイトのつめかえ用には、全品当該マークが表記される。
この記事は粧業日報 掲載
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