2012年上半期化粧品新製品発売状況、数量3.3%増、金額2.4%増に

週刊粧業

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2012年上半期化粧品新製品発売状況、数量3.3%増、金額2.4%増に

 週刊粧業がまとめた2012年上半期(1月1日~6月30日、粧業日報掲載分)の化粧品新製品発売数は、前年同期比3.3%増の1849個(59個増)、平均単価は2.4%増の4132円(95円増)となった。

 前年同期は、3月に発生した東日本大震災により、「発売予定の新製品の見送りがあった」(業界関係者)ことから、新製品の発売数は低調に推移していた。個数の伸びは前年同期の発売数減の反動とみてよさそうだ。各社ともブランドのさらなる強化に向け、厳選した商品投入の動きを強めており、2012年上半期の個数の伸びは一過性のものと考えられる。

 スキンケアは、11品目中6品目で発売数が増え、7品目で単価がアップしている。洗顔料と乳液、美容液で50%超の個数上昇がみられた。一方、単価については、クリームや美容液など単価の高い品目で減少傾向を示している。

 メークアップの発売数減は、ファンデーションと口紅類が大幅減となったことによるもの。セット品の投入で単価は上昇している。

 アイメークアップは、発売数の約6割を占めるアイシャドーの単価が2ケタ減となったことが響いた。

 ヘアケアは、ノンシリコンシャンプーで低価格帯のシリーズが相次いで投入されたことから、個数が大幅に上昇し、単価がダウンしている。

 男性化粧品は、盛夏を前に各社がフェイシャルシートやボディシートを相次いで投入したため、個数が大幅に上昇。前年同期より倍近く単価が上昇したフレグランスが、平均単価を押し上げた。

2012年上半期品目別新製品発売状況(化粧品)
カテゴリー(各品目)/個数(前年同期比)/平均単価(前年同期比)
 ■スキンケア(洗顔料、クレンジング、マッサージ、パック、化粧水、乳液、クリーム、美容液、スポット、化粧下地、スキンケアその他)
 ■メークアップ(ファンデーション、白粉、頬紅、口紅・リップグロス、コントロールカラー、メークアップセット、メークアップその他)
 ■アイメークアップ(アイシャドー、アイライナー、マスカラ、アイブロー、アイメークリムーバー、アイメークセット、アイメークその他)
 ■ヘアケア(シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアブロー、スタイリング剤、ヘアトニック(女性用)、ヘアクリーム&ヘアオイル、ヘアスプレー、ヘアカラー&ブリーチ、ヘアケアその他)
 ■フレグランス(香水、パフュームコロン、オーデコロン、パフュームローション、パフュームパウダー、パフュームソープ、フレグランスボディシャンプー、フレグランス浴用剤、フレグランスその他)
 ■男性化粧品(シェーブ料、アフターシェーブローション、整肌料、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアソリッド、スタイリング剤、ヘアクリーム、その他整髪料、フレグランス、薬用育毛料、シャンプー&リンス、男性化粧品その他)
 ■レジャー&エチケット(日やけ止め、日やけ用、日やけ手当料、脱毛脱色剤、脱臭制汗剤、リップクリーム、虫よけ料、レジャー&エチケットその他)
 ■ファミリー&ベビー(浴用石鹸、ボディシャンプー、スキンクリーム、スキンミルク化粧水、キャラクター製品、ベビー用品、浴用料、ファミリー&ベビーその他)
 ■ハンド&ネール(ハンドクリーム、ハンドローションミルク、ネールエナメル、除光液、うすめ液、ベースコート、ネールトリートメント、液体ハンドソープ、ハンド&ネールその他)

※なお、PDFデータには品目別の一覧表が掲載されております。

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