フェイスラボ、スキンケア・メーク・健康食品を一括で受託(OEM)できる点が最大の強み

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カンタンに言うと

フェイスラボ、スキンケア・メーク・健康食品を一括で受託(OEM)できる点が最大の強み

 img1548_2.jpgフェイスラボは、化粧品(医薬部外品)と健康食品を手掛けるOEMメーカーで、化粧品に関しては主にスキンケアを扱ってきたが、来年からはメークについても設備を導入するなど強化を図っていく。化粧品と健康食品の2軸で展開する企業が増える中、「スキンケアやメーク、健康食品を一括で受託できるところが最大の強み」と話す朝比奈謙太社長に現状の取り組みと今後の方向性について語ってもらった。

 ――業況についてはいかがですか。

 朝比奈 今期(2012年9月期)は、化粧品が好調で15%の増収で推移している。数年前までは、金額構成比で健康食品6~7割、化粧品3~4割だったが、現在は、化粧品の構成比が約5割にまで高まっている。

 今後は、グループ会社の創美健研究所が健康食品の製造に特化していることもあり、化粧品をさらに伸ばしていきたいと考えている。

 img1548_3.jpg――好調な要因を教えてください。

 朝比奈 ラボと営業拠点を兼ねた東京営業所では、研究員を増員し、試作品をつくる基材も充実させており、ご依頼いただいた要望に対して迅速に対応できるような体制づくりを進めている。東京に拠点を構えたことで、よりスピーディな対応を求めるお客様には試作に直接立ち合ってもらうことも可能となり、微妙なテクスチャーや色味の修正がその場で行えると好評を得ている。こうした企業姿勢が信頼性向上につながり、業績にも反映され始めているようだ。

 ――サービス面での差別化ポイントは。

 朝比奈 最近、要望に応じて製品の保管からピッキング、小口配送までを請け負うデリバリーサービスを開始した。

 当社で製造した化粧品であれば、別途、倉庫会社と契約して製品の出荷管理をする必要はない。また有料にはなるが、当社が責任を持って製品の保管管理から出荷手配までする。これを活用すれば、無駄な保管費用や配送料も削減でき、さらには配送作業など業務の効率化にもつながる。

 img1548_4.jpg――今後、どの分野を伸ばしていきますか。

 朝比奈 今後は、特に医薬部外品とメークの分野を伸ばしていこうと考えている。医薬部外品については、毎年数品目申請を行っていくことで提案の幅をさらに広げていく。メークについては、アイメークやアイライナーなど目周りのアイテムに注力していきたい。

 ――今後の方向性は。

 朝比奈 当面は、お客様の声を拾い上げながら多くの方々に喜んでもらえるような品質・納期・コスト・サービスを追求していく方針だ。

 将来的には、九州地区にも拠点を設け、増えつつある極小ロットの要請に応えうる最新鋭の工場もつくっていきたい。

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