粧業日報
化粧品のODM事業を展開している東洋新薬(本社=福岡市)は10月29日、同社の看板的な美容健康素材「フラバンジェノール」について、新たに抗糖化作用と抗カルボニル化作用があることを確認したと発表した。これらの研究結果は既に、10月23日から神戸で3日間にわたって開催した第64回の日本生物工学会大会で発表している。
糖化やカルボニル化で生じた老化タンパク質が老け顔の原因になると報告されたことを受け、東洋新薬は「フラバンジェノールノール」が同報告に影響力を発揮しそうな可能性を模索していた。
まず抗糖化作用を検証する研究では、この作用を持つことで知られるアミノグアニジンを比較材料に見定め、糖化タンパク質生成の阻害濃度を比較した。結果、一定の条件下でフラバンジェノールはアミノグアニジンよりも著しく顕著な生成の抑制効果を確認した。
さらに、抗カルボニル化作用を求める作業では、ある条件下でフラバンジェノールを添加ゼロを含む5段階の混合濃度でカルボニル化タンパク質の生成量を比べたところ、フラバンはこれを用量依存的に抑制するはたらきがあることを導き出した。
最近は若さの維持で行く手を阻む“悪役”としてカルボニル化と糖化を注視する傾向が強まっていることから、実績型の同素材に加わった2つのはたらきにメーカーの関心が集まりそうだ。
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