ポーラ、新美白発表会で「過脂化」に着目したホワイトショット新製品を披露

訪販ジャーナル

カンタンに言うと

ポーラ、新美白発表会で「過脂化」に着目したホワイトショット新製品を披露

 ポーラはこのほど、「2013年新美白発表会」を開催し、美白ブランド「ホワイトショット」から2013年2月21日に発売する美容液「クリアセラムSX」(6500円~1万2000円)、美容健康食品「インナーロックSX」(6000~1万6000円)を披露した。

 同社が20代~50代の女性500人に肌悩みについて調査したところ、悩みのトップはシミで、約7割の人が気にしていること、顔だけでなく身体のシミも気にしていることがわかった。また、約7割の女性が顔にシミがあると答え、そのうち6割が3年以上気にしていること、約8割が年々濃くなっていると感じていることもわかった。

 美白美容液「クリアセラム SX」は、クイックメラニンロック効果のオリジナル複合成分ルシノールQLや新複合保湿成分クリアノールを配合しており、メラニンの生成を抑制し、白く輝きを放つ肌に整える。一方、美容健康食品「インナーロック SX」は、インドキノキの芯材から抽出したオリジナル成分「ブランノール」を配合し、つき抜ける透明感を身体の中からサポートする。

 同社は、シミの研究を体内で起こる老化現象(糖化、酸化、過脂化)にまで広げ、今回、メラニンに悪影響を及ぼしている「過脂化」に着目。シミ部位のメラノサイトは過酸化脂質を溜め込みやすく、過脂化状態では通常のメラニンとは性質が異なるメラニン「過脂化したメラニン」が生成され、この「過脂化したメラニン」が居座ることで濃いシミの要因になることを新たに突き止めた。

 実際、過酸化脂質の影響を受けて「過脂化したメラニン」(過脂化メラニン)は、通常のメラニンよりも2倍以上色調が濃いこと(in vitro試験)、さらに「過脂化したメラニン」を取り込んだ基底細胞は、根(インテグリン)が過剰に発生し、肌底に接着したまま動かなくなっていることがわかった。

 「過脂化メラニンを多く含む基底細胞の部分では、インテグリンが大量に発生し、基底膜に強力に接着してしまう。そうするとターンオーバーが滞り、メラニンが排出されにくくなるため、居座る濃いシミにつながる。

 この過脂化メラニンは、身体全体に発生した過酸化脂質によってさらに増えていく。今回提案する美容液と健康食品で内外からのケアを行うと、過脂化メラニンに作用して、色を薄くする。これが今回、当社が世界で初めて実現した抗過脂化美白のメインとなる作用だ。

 さらに、2品それぞれの成分が、チロシナーゼとすばやく合体し、外れにくいので、それ以上チロシンを寄せ付けず、過脂化メラニンを根本からつくらせない。また、美容液の使用により基底細胞の接着が切り離されるため、正常なターンオーバーによりシミが排出される。健康食品には体内の過酸化脂質の発生を抑える作用があるため、過脂化メラニンができない環境がつくられる。

 このように新発見『過脂化メラニン』へのアプローチを可能とした、内外からのケアによって、居座る濃いシミも消し去り、一定のにごりのない肌に導き、さらには全身にわたって輝く美しい肌を実現できる」(ポーラ化成工業・本川智紀氏)

 国内スキンケア市場(2012年:1兆8億円)の中で、美白は約2割(19.7%)と堅調を維持している。

 今回発売のホワイトショット2品は、現行品の容量・価格を据え置き、美白市場でニーズが高まる30代から40代女性の新たな顧客層を獲得するとともに、ユーザーからのリピート購入率向上につなげる。また、美白のハイプレステージブランドとしての存在感を築き、同社の美白シェアのさらなる拡大を目指す。

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