ライオン、制汗剤「Banシャワーデオドラント」で朝の新習慣を提案

カンタンに言うと

ライオン、制汗剤「Banシャワーデオドラント」で朝の新習慣を提案

 ライオンはこのほど、制汗デオドラント「Ban」の新製品(3種、2月13日発売)発表会を都内で開催し、同社ヘルスケアマイスターの山岸理恵子氏が「Banが提案する朝の新習慣」について、ヘルス&ホームケア事業本部ビューティケア事業部の横手莉加氏が「新製品の特長」について説明を行った。

 まず、山岸氏は同社が実施した20~30代女性のデオドラント実態調査を引用し、「朝の忙しい時間帯において、デオドラントケアがスキンケアやメークと並ぶ20~30代女性の3大必須行動となっている実態が明らかとなり、さらに調査を進めたところ、朝のデオドラントにはニオイケアといった基本的機能に加え、昼や夜とは異なる気持ちを引き起こす効果があることがわかった」と語った。

 具体的には、昼はかいてしまった汗に対する不安の解消や気分転換、夜は明日に備えて気分をリラックスさせる効果があるのに対し、朝はやる気が出るなど気分を盛り上げる効果があるという。

 実際、朝のデオドラントケアに朝シャワーも加えると、デオドラント剤のみの使用と比較して「さっぱりする」「すっきりする」「リフレッシュする」と感じる人が増加したことが判明した。

 そこで、シャワーの有無によりデオドラント後の気持ちがどのように変化するかを考察すべく、心理学で用いられる「パス解析」を用い、デオドラント機能やデオドラント時の気持ちの構成要素をピース化して分析した。

 その結果、朝のデオドラントにシャワーが加わると、「汗やベタつきを抑える」「清涼感が高い」「肌をサラサラにする」といったデオドラント機能から出発し、「さっぱりした気分」が導き出され、「リセットする感じ」「気持ちが引き締まる感じ」を経て、最終的に「やる気が出る」ことが確認された。

 山岸氏は、20~30代の働く女性向け新製品「Banシャワーデオドラント」(医薬部外品、120mL、オープン価格)の開発にあたって、「ニオイを抑え、サラサラ感が持続し、忙しい朝でもシャワー感覚で使える大人女子の気分を盛り上げられるような製品づくりを目指した」と説明した。

“対処”と“予防”を両立した
デオドラント剤で新市場創出

 現在、デオドラント剤型の中でウォータータイプは10代の女子中高生を中心に使用され、20~30代女性の使用率は低い傾向にある。

 「20~30代女性の中には、ウォーター剤型を使いたいという意向はあるものの、『使用性』『効果イメージ』『自分向けでなさそう』といった要因により使用率が低いことが明らかとなった。そこで、『朝のデオドラント行動』『全身のデオドラント行動』の2つに着目し、20~30代女性が使いたくなる理想的なウォーター剤型の開発に取り組んだ」(横手氏)

 「朝のデオドラント行動」では、朝の出勤前に制汗剤を最も多く使っており、8割以上が朝デオドラントを行っている。一方、20~30代の働く女性で朝にシャワーや入浴をする人は少なく、同社の調査によると3~6月で7割、真夏でも6割以上が行っていないという。その理由として「時間がない」「面倒臭い」「汗が引きにくくなるのでメークがきまらない」「髪の毛を乾かすのが大変」などがあげられ、実際に朝シャワーや入浴を行う人は約4割と低かった。

 また、「全身のデオドラント行動」では、20~30代女性の全身のデオドラント意識は高く、約6割が脇だけでなく、主にスプレー・シートを使用して全身のデオドラントを行っている。しかし、調査結果からは、爽快感などの「使用実感」、ニオイ予防に対する「効果」、背中に届かないといった「使い勝手」の面で未充足ポイントがあることが明らかとなった。

 こうした2つの行動から浮かび上がった課題に対し、Banシャワーデオドラントでは、朝シャワーをしなくてもさっぱりして寝起きの汗のベタつきを解消し、さらに全身のニオイケアができて1日安心できる「対処」と「予防」の2つのニーズを両立させることに成功した。

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