大島PRではプレスリリースの作成やキャラバン、取材対応などの基本的なPR業務に加え、大手化粧品会社でのIRおよびPR経験を活かし、クライアントのPRチームやマネージャーに対し、コンサルタントとして組織に入ってアドバイスをすることもある。
「PRチームのスキルアップをサポートし、社内におけるPR業務を有機的にしていくのがねらい。当社は単なるPR代行会社というよりはPRの職人集団であり、かゆいところに手が届くアドバイスを提供できる」(大島洋子代表)
前身の大島PR&アソシエイツ時代を含めると10年以上の歴史がある同社では、これまで40社以上をサポートした。その9割以上が美容業界で、継続的な関係づくりに努めてきた。
「PRはブランドや商品を育てる一面もあり、メディアに掲載してもらえても当社の手を離れたら終了というのではなく、その後も自社でPR活動を維持できるようなサポートを心がけている」(大島氏)
PRで重要な活動の1つがキャラバンだ。美容担当の編集者やライターと情報交換を通じてプラスαの成果を持ち帰る。それをクライアントにフィードバックする。これができるかできないかの違いは大きい。
Webを通じたPRにも目を向けている。大切なのはSNSに対し、自社サイトにきちんとした受け皿を用意すること。フェースブックからサイトに飛んだ時に充分な情報がないと、そこでストップしてしまうからである。
「クライアントのメッセージをメディアに確実に伝え、そこから第三者の意見として発信してもらうのがPRの醍醐味。PRはブランディングに係わっているという意識を忘れず、育成していきたい」(大島氏)
この記事は週刊粧業 掲載
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