化粧品のインターネット通信販売の台頭が喧伝される傍らで、歴史に勝る訪問販売が着実な進化を遂げている。
長く、愛用者と担い手の双方に共通する懸案事項だった高齢化に歯止めがかかり、大手を中心にジワリと若返りが進んで世代交代が整いつつある。
また、訪販の主宰会社が販売代理店やディストリビューターの活動を支援するため、ビジネスを円滑に進めるための投資を積極化している。見込み客や既存愛用者との限られた接触時間を充実させるため、サロン網の拡充や拠点の機能を高める動きが顕著になっている。
さらに、顧客を惹き付ける販売員の勘や手技をフォローするため、企業が現場へ差し出すカウンセリング機器や販売支援ツールが多彩になりつつある。新時代に踏み込んだといえそうな化粧品訪販の「今」を紹介する。
若手の参加で前線に活気
化粧品訪販の世界は長年、販売員の高齢化が各社共通の問題点として横たわっていた。
それから年月を経て、長期化した課題は解決に向かって大いに前進している状況が本特集で明らかになった。
最大手ポーラ(東京)のケースでいうと、月商で初めて1億円を計上した支店の誕生について、その原動力が「若いレディの登録が増えているからだ」と説明している。
これは偶発的な現象では決してなく、ポーラが起業意欲旺盛な若い女性に向け目標設定をしやすい環境を構築した成果だと明言している。
また、店舗網の拡充で勢いを増したいノエビア(神戸市)は、サロンスタッフの募集を行った際に平均年齢36.8歳の女性らが門戸を叩いてスタッフの若返りが進んだ。
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この記事は週刊粧業 2013年4月8日号 1ページ 掲載
■特集/訪販化粧品 ◎ポーラ~トライアルエステからの新客獲得が進む中、「B,A」の認知度活かしリピート率向上へ ◎ノエビア~肌測定器導入・美容講座拡充で顧客満足度のさらなる向上へ ◎日本メナード化粧品~きめ細やかな営業活動とIT活用を推進、より満足度の高いサロンへの進化をサポート ◎オッペン化粧品~健食のラインナップを拡充し、トータルビューティケア推進 ◎アイビー化粧品~「コスモス」の化粧水...
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