独自戦略を持たない企業が活路見出すマーケティング戦略とは?

カンタンに言うと

独自戦略を持たない企業が活路見出すマーケティング戦略とは?

 マーケティングプランナーの平川雅之氏が代表を務めるプロフィット・ラボラトリー(本社=東京都港区)は、主に中小企業を対象にマーケティング戦略の構築を支援している。

 平川氏の支援により、独自のマーケティング戦略をもたない中小企業が新たな活路を見出す例は多く、各業界で注目を浴びつつある。平川氏が提唱するマーケティング戦略のキーワードは、“ズラす”こと。その戦略とは…。

“ズラす”選択肢は8通り
低迷する呉服チェーンが成長路線へ

 “ズラす”対象は、「商品」「顧客」「販売方法」の3つだ。このうち、「商品」だけをズラすことや、「顧客」と「販売方法」の2つをズラす、あるいは3つの選択肢すべてをズラす手段など、合計8通りの方法がある。

 平川氏曰く、「これらはあくまでもマーケティング戦略の思考法」だが、集客方法などに課題を抱える多くの企業が「業界の思考法の癖にとらわれている」ことから、ズラすことで「おもしろい答えが見えてくる」と指摘する。

 ズラす戦略を実行したことにより劇的に売上げや利益水準が高まった例を、平川氏は目の当たりにしてきた。

 例えば、全国に20店ほどを展開する某呉服小売チェーンの場合だ。業界規模が縮小の一途を辿っている衰退産業の呉服業界は、購入対象層の人口減少に悩まされている。

 また、呉服は高額商品であるため一般的にクレジット契約による販売が浸透しているが、高齢者に対して半ば強引に契約を押しつける一部業者の存在が取り沙汰された影響もあり、業界には現在、高齢者に対してクレジット契約をできるだけ避ける取り決めがあるという。

 そんな中、平川氏に依頼を寄せた呉服小売チェーンは、「商品」「顧客」「販売方法」の3つの選択肢すべてをズラした戦略が奉功し、事業を再び成長軌道に乗せることに成功した。(記事全文はこちら) 

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