椿化工は、1月より新たに販社の「ツバキスタイル」を立ち上げ、営業部門を東京に移転し、新事業をスタートさせた。
従来はスキンケアやトイレタリーを主としたプラスチック容器を中心に提案してきたが、ツバキスタイルではメークやジャー容器など多方面にも提案の幅を広げ、容器のトータルアドバイザーとしての地位の確立を図っている。
同時に、新たな市場開拓のためアプリケーター事業も本格化させる。これまで培ってきたプラスチック容器製造のノウハウを活用し、技術を駆使した容器を直接小売市場に向けてアプローチしていくという。
社員は最新のトレンドを捉えるべく、平均年齢34歳の若いメンバーで構成し、新しいアイデアを積極的に取り入れ、経験と実績がある競合他社と向き合い、過去16年間増収増益の実績を持つ提案力をもって化粧品業界に新風を巻き起こしていく。
昨年、簡単なラフスケッチで容器サンプルをつくることのできる3Dプリンタを導入したため、商談スピードが飛躍的に向上し、顧客の企画案の具現化に貢献している。
ガラスからプラスチックへの切り替え需要に対していち早く対応し、二軸延伸ブロー成形機の充実化を図ってきたことも採用増に寄与したという。ボトル成型から印刷、ホットスタンプといった加飾まで一貫して自社工場で行う「自社工場一貫生産体制」も引き続き注力する。
「市場は今何を求めていて、当社は何をすることができるのかを見誤ることなく、一手先、二手先も見越した事業展開を推進していく」(藤村太郎社長)
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この記事は週刊粧業 掲載
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