グラセル、今秋タイへ進出、来年1月の稼働へ準備着々

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グラセル、今秋タイへ進出、来年1月の稼働へ準備着々

 化粧品の総合容器会社であるグラセルは、今年5月に本社を拡大・移転する。谷村敏昭社長は「顧客のニーズも多様化している。提案しきれていない部分をいち早く見出し、製品化までのスピードをもっと上げていく必要がある」と述べ、本社移転にともない、生産効率の向上と開発力の強化を図っていく方針を示した。

 さらに今秋、成長戦略の一つとして推し進めてきた海外市場へ本格参入に向け、タイ・バンコク近郊のサムットプラカーン(Samut Prakan)に化粧品容器の生産を行う「グラセル タイランド」(資本金6億円)を設立する。

 敷地面積3000坪(約1万㎡)には、日系企業4社と協同で金型、成形、蒸着・塗装、印刷、検査までの一貫生産体制を整える。「金型の品質」、「蒸着・塗装の技術力」、インジェクション、インジェクションブロー、ダイレクト(多層)ブローに対応した成形による「多品種・少ロットへの対応力」と「日本品質」を付加価値に、ASEAN市場を開拓する。 

 すでに、タイ専用容器の金型も揃いはじめ、来年1月からの本格稼働に向けて、引き続き市場調査や人材育成を進めていく。

 「来年はASEAN自由貿易協定(FTA)の締結にともない、グローバル企業のアジア戦略はさらに活発になると捉えている。インドネシア、ベトナムといった近隣諸国への展開も見据え、海外でも常に新しいと感じてもらえる容器の開発を進める」(谷村社長)

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