ケイズ、「化粧品コンシェルジュ」を目指し、容器とOEMの融合で利便性追求

週刊粧業 2015年1月1日号 54ページ

カンタンに言うと

ケイズ、「化粧品コンシェルジュ」を目指し、容器とOEMの融合で利便性追求

 ケイズ(本社=金沢市)は、容器提案にOEM事業を融合した「化粧品コンシェルジュ」として、資材から中身づくりまでを総合的にカバーした事業展開を進めている。

 角嶋一幸社長は1998年に化粧品・トイレタリー容器卸のケイズプラント(現ケイズ)を、2000年に化粧品受託製造のワムインターナショナルを立ち上げた。

 両社は2011年9月に経営統合し、「一本化したことによって1枚の注文書で容器と中身を調達し、完成品をお渡しするまでの仕組みが提供できるようになり、お客様から利便性が格段に高まったと高い評価を得ている」(角嶋社長)という。

 顧客の利便性を高める取り組みとして、社員が意欲的に日本化粧品検定認定の「コスメコンシェルジュ」の資格取得に努めている。化粧品コンシェルジュとして化粧品全般の情報を顧客に提供し、ビジネスをサポートする企業理念が着実に社内で浸透しているようだ。

 「ネットが普及した昨今は情報が氾濫し、化消品を製造する際に何をどうすればいいか迷うお客様も少なくない。お客様から『わからないことはケイズに聞いてみよう』と思っていただけるような、容器とOEMに精通するエキスパートとして今後も社員1人ひとりがお客様に正確な情報を提供できる企業を目指していく」(角嶋社長)

 今年3月の北陸新幹線開業を受け、同社では関東圏での新規開拓に取り組んでいくほか、2016年春の稼働を目途に金沢市内で新たな社屋・工場の建設に着手する。

 「新幹線の開業で、今年は多くの方が金沢にお越しいただく機会が増えるだろう。当社では『地域貢献』をテーマに、北陸の素材を用いた化粧品づくりを積極的に推進しており、金沢発の化粧品文化を打ち出し、金沢の地により一層根付いていきたい」(角嶋社長)

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