週刊粧業 2015年2月23日号 10ページ
フェイスラボ(本社=静岡県袋井市)は、化粧品(医薬部外品)と健康食品を手掛けるOEMメーカーとして独自のポジションを構築し、近年は得意とするスキンケア領域で業績を伸ばしている。営業力の強化を図ってきた成果が実り、前期(2014年9月期)は増収増益を達成した。朝比奈謙太社長に現在の取り組みや今後の展望について話を伺った。
――業績好調の要因を教えてください。
朝比奈 ここ数年、営業活動に注力してきた成果が出始めており、前期は関東・東海方面はもちろん、大阪・福岡方面の取引先が増え、その結果、増収増益を達成することができた。
取引先の中国進出を後押しすべく、一昨年11月より中国BtoC大手「天猫」の、海外製品を専門に扱うモール「天猫国際」に出店しているが、ある程度軌道に乗った段階で、東京に次いで2カ所目となる営業所を福岡に開設し、セミナーを開催するなどして当社の認知度を高めていきたい。
――天猫プラットフォームの特長や最近の状況についてはいかがですか。
朝比奈 当社の天猫プラットフォームを利用すれば、多額の費用や煩雑な契約手続きといった種々のリスクを負うことなく中国国内に製品を流通させることができるため、クライアント企業からは高い評価を得ている。
スタートから約1年半が経過し、99元以下のものがよく売れるなど販売ノウハウが蓄積されてきており、事業売上も順調に拡大している。できる限り早期に月商500万円をクリアしたい。
――今期の見通しは。
朝比奈 今期は、健康食品の減収分を化粧品がカバーすることで前年並みを予定している。前期の好調を確固たるものにするためにも、今期は組織力を高めることに専念し、来期以降のさらなる飛躍につなげていく。
――長期展望についてはいかがですか。
朝比奈 最近では、担当者を増員するなど海外事業に注力している。数年前に事業を開始して以降、東南アジアや北東アジア、米国などから寄せられる注文に対応していくうちにノウハウも身に付いてきた。これをもっと充実させていきたい。
この記事は週刊粧業 2015年2月23日号 10ページ 掲載
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