クラブコスメチックス、創業112年目の老舗企業が快進撃

C&T 2015年3月16日号 78ページ

カンタンに言うと

クラブコスメチックス、創業112年目の老舗企業が快進撃
 1903年に創業し「クラブ洗粉」や「美身クリーム」など、現在も多くの女性に愛されているロングセラー商品をつくり続けているクラブコスメチックス(本社=大阪)。近年は、BBクリームをはじめ、フェースパウダーなど、市場トレンドやニーズに合わせた商品開発が活発化している。

昨年3月にはバラエティショップに販路を拡大し、若い世代をターゲットにした商品を発売、ヒットさせることに成功した。これまでの同社のイメージを一新させるような商品開発が続く現在の取り組みについて、大川越子広報・教育部 広報・販促課課長に話を伺った。

現社長就任を機に社内体制を転換
若手の意見を取り入れた商品を開発

 1970年代に製販分離を行い、製造メーカーとなった同社が大きな転機を迎えたのは、2002年に現社長の中山ユカリ氏が4代目社長に就任した後である。消費者ニーズが多様化し、スピード感が求められる中、製販合併を実施し、経営資源を1点に集中させ効率化を図っていった。グループの販売会社であった一般流通の「クラブ販売」や訪問販売からフェーシャルサロン展開に転じた「サロン ド フルベール」を合併し顧客との距離を近くすることでニーズを素早くキャッチし、トレンドの移り変わりが激しい市場に先回りして対応するための基盤固めを行った。

 同時に、長い歴史とともに顧客の年齢も高くなり、使用者の中心層は50代以上になっている状況を踏まえ、歴史の中で培ってきた価値を継承しながら、次の時代でも生き残るために新しいものを取り入れ、本格的にOEM事業へも乗り出す動きが広がっていった。

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