花王、ボディソープ市場で「ビオレu」ブランド軸にシェア№1堅持

週刊粧業 2015年3月9日号 8ページ

カンタンに言うと

花王、ボディソープ市場で「ビオレu」ブランド軸にシェア№1堅持
 花王は、身体用洗浄剤№1ブランド「ビオレu」を軸に、ファミリー・パーソナルの各市場において幅広いターゲットに合わせたブランドを展開し、シェア№1の座を堅持している。

 近年、「肌をこすらず、やさしく洗いたい」というニーズが高まり、泡タイプの全身洗浄料がベビー向け商品を中心に増加傾向にある。

 そこで、ビオレuでは昨年5月、親子ファミリー層に向けた新たな提案として、ブランド初の泡タイプ全身洗浄料「同 泡で出てくる! ボディウォッシュ」を発売し、液体タイプが主流のファミリー用で泡タイプの市場を開拓した。

 「ビオレuにおいては肌へのやさしさ、家族向け、香りといったターゲットに合わせた商品をきめ細かく展開している。今後も市場構成比の高いファミリー層に向けた提案を強化するとともに、一方でパーソナル市場においても愛用者を増やしていきたい」(広報担当者)

 パーソナルユーザー向けの商品施策では、大人女性の肌を考えた新シリーズ「ビオレ プライムボディ」(写真右)を昨年8月に投入した。

 プライムボディでは、大人女性の肌変化の原因として皮脂量の分泌が減少することに着目し、100%天然由来の生花オイルを配合した。ボディウォッシュ・ボディミルク・ボディオイルの各ステップでオイルinケアを実現し、カサつきがちな大人女性の肌をなめらかでやわらかい肌に導くという。

 また、同社グループのニベア花王では、2013年9月の発売以降、泡立ちの良さや洗い上がりの保湿感といった付加価値が支持されてきた「ニベア ボディウォッシュ エクストラタッチ」を昨年9月に改良発売した。より高級感のあるパッケージデザインに変更し、TVCMを積極的に展開するなど、中価格帯ファミリーユースのさらなる活性化を図っている。

 さらに、今月には、20~30代男性をメインターゲットにした「メンズビオレ 薬用デオドラントボディウォッシュ」を改良発売し、市場拡大が見込まれる男性用全身洗浄料のさらなる活性化を目指していく。
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