独自のネットワーク構築し、
プロの独立支援や人材紹介も
今後のアットコスメキャリアの進路について、辻堂部長は「美容部員という職業柄、カウンセリングを主体とした化粧品販売を行う百貨店や路面店の数が多い首都圏・地方都市に求人が集中してしまう」とした上で、「美容部員になりたいという意欲のある女性との接点拡大を目的に、この1年間は全国の専門学校との連携強化を図り、就職支援の一環として講演活動にも注力したい」と述べるなど、事業拡大に向けた取り組みの方向性を明らかにしている。
競合サービスも増えてきたことから、「より専門性を高めていく必要がある。まだ構想段階だが、当社がトレーナーやメークアップアーティスト、美容スクール講師などのネットワークをつくり、人材紹介サービスや、イベント・催事などへの派遣サービスを提供していく」と語った。その前段階として、今夏より第一線で活躍するプロフェッショナルの独立支援や、セカンドキャリアを支援するサービスを開始する予定だ。グループのメディアを活用して、集客支援などもサポートしていくという。
また、昨秋からの訪日中国人を中心としたインバウンド需要の拡大により、主要都市部では美容部員や販売スタッフが足りていない現状を踏まえ、中国語を話せる人材紹介サービスの導入を視野に、日本語学校で学んでいる中国人の留学生らに対して美容部員の仕事に興味を持ってもらうセミナーを行っていく。
「中国からの留学生の多くは中国語を使う必要がないコンビニや飲食店で働いている。しかし、化粧品販売であれば、中国語を生かせて、給料も現状よりアップする。さらには、日本の高い接客術やコミュニケーション術を学べるというメリットもある。文化的な違いなど不安材料はあるが、トライしてみる価値はある」(辻堂部長)
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この記事は週刊粧業 2015年6月8日号 2ページ 掲載
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