DKSHジャパン、レチノール様作用や保湿力を維持する新原料導入

C&T 2015年6月15日号 42ページ

カンタンに言うと

DKSHジャパン、レチノール様作用や保湿力を維持する新原料導入
 DKSHジャパンでは米国・Sytheon社の新原料の本格的な提案を開始し、今月開催された「CITE Japan2015」でも紹介して大きな反響を呼んだ。

 「Sytheon社はアクティブのデータを豊富に有し、安全性のデータも整えているメーカーで、インド人の創業者はアーユルヴェーダで用いる植物の機能を解明する技術者でもあり、様々な研究開発を進めている」(稲森美穂子生産資材事業部門パーソナルケアビジネスライン課長)

 「シテノールA」(表示名称:バクチオール)はアーユルヴェーダで用いられているインド原産のバブチの種子から抽出した植物由来の機能性原料である。エイジングケア原料ではレチノールがよく知られているが、肌への刺激や光、酸化、熱に対する安定性に対する課題があった。 

 「シテノールA」は淡黄色で粘性のある液体で、奨励配合濃度は0.25~1%。レチノールの代替品として開発された原料であり、安全性・安定性を確保した上でレチノール様のエイジングケア効果を発揮する。光老化や加齢によるシワの改善作用がin vitroおよびin vivoで検証されている。

 さらに、高い抗酸化活性を持つことから、スクワランやレチノールなどの酸化を防ぎ、紫外線によるレチノールの分解を防ぐことも確認された。高い抗炎症効果、皮脂分泌に携わる酵素の発現抑制、アクネ菌の抗菌活性などももたらす。親油性なのでエマルジョン、クリーム、スカルプケアなどに適している。

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