【消費者アンケート調査】衣料用洗剤、液体タイプへの使用シフト継続

週刊粧業 2015年7月13日号 42ページ

カンタンに言うと

【消費者アンケート調査】衣料用洗剤、液体タイプへの使用シフト継続
 現在使用している洗剤のタイプについて、「液体」が65・3%でトップ、次いで「粉末」が26・0%、「ジェル」が8・0%、「その他」が0・7%となった。今回の結果では、順位、構成比ともに2012年の調査とあまり大きな差は表れなかった。

 液体タイプは、レギュラータイプと超コンパクトタイプがあり、その機能性と使いやすさから、メーカーの市場調査でも粉末から液体への移行が進んでいると分析されている。

 生活者のライフスタイルが変化し、家電製品も環境や省エネなど「エコ」を意識したものに変わっていった。これにより、洗剤の溶け残りを防ぐため、液体を選択する生活者が増えているという。

 さらに、洗剤本来の「洗浄力」に加え、最近は「防臭」「殺菌」「香り」「衣類のいたわり」など付加価値のある製品へのニーズが高まり、メーカー各社がそれらの要望に適切に対応してきたことで、液体タイプの使用者が増えてきたと考えられる。

 また、超コンパクトタイプは、「すすぎ1回」など節水や環境配慮も訴求しており、発売当初から同カテゴリーの伸長が続いていることも、「液体」の構成比拡大の追い風となったようだ。

 今回の調査では、液体の使用者が定着し、その伸び率に落ち着きが見られたが、今後も液体タイプへの需要は高まり、粉末から液体への移行は進み続けると推測できる。

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