【消費者アンケート調査】美白、低価格・高機能志向が拡大

週刊粧業 2015年7月13日号 36ページ

カンタンに言うと

【消費者アンケート調査】美白、低価格・高機能志向が拡大
美白の使用開始時期は
10代~20代前半が中心

 まずは美白化粧品の使用年齢について質問したところ、10代から使いはじめると答えた女性が21・4%にのぼった。2012年の21・6%を僅かに下回ったものの、すでに一定の層が定着しつつあるといえるだろう。

 美白対策を始める時期は10代~20代が約半数となった。20代前半からと答えた女性は25・0%となり、前回の24・8%を上回ったことからも、若い年代から美白対策を講じ、透明度が高く、くすみのない透き通った白い肌を目指している女性が多いことがわかる。

 30代は5・3%と全体の1割にも満たなかった。30歳を過ぎるとエイジングケア製品に目を向け始めるため、美白よりも老化を食い止めたいという女性が多く、美白への意識はそこまで高くないようだ。

 使用していないと答えた女性は前回の33・1%よりも5Pほど増え、38・1%にのぼった。

 前回調査を行った2012年から本年までの間に、「美白」カテゴリーではカネボウ化粧品の白斑問題が起こった。

 未使用者が前回よりも増えた一つの要因として、「美白」への不信感を完全には払拭できていないことが挙げられる。

 今後、消費者からの信頼をどのように回復し、安心して使用してもらうか、これは一企業の問題というよりも業界全体で取り組んでいくべき課題といえる。

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