〈外出しない場合〉
「化粧水」「乳液」が減少傾向
「美容液」も簡略傾向に
朝のスキンケアに使用するアイテムについては、前回調査した２０１２年と同様、「化粧水」の使用率が65・０％と最も高いものの、前回より10Ｐ減となっている。次いで２位の「乳液」は前回から６・７Ｐ減の35・０％だった。
３位の「クリーム」は、前回から２・２Ｐ増え、18・７％だった。代わりに４位に後退した「美容液」は６・３Ｐ減となり、やや朝のスキンケアの簡略化が顕著になっている。
「リップクリーム」は２・４Ｐ減で５位に後退した。また、現在は習慣化している「日やけ止め」に関しても、前回から３・９Ｐ減の10・７％となった。「部分用クリーム／美容液」「マスク」は微増したが、順位に変動はない。
化粧水や乳液の使用率が大きく減少した要因の１つに、「特になし」が５・１Ｐ増の24・８％と比率を上げたことが考えられる。
休日の、しかも外出の予定のない日くらいスキンケアに手を抜きたいという傾向が高まっていることが調査結果から伺え、休日こそ「時短ケア」が求められているのかもしれない。
また、「美容液」の使用率が減少し、クリームが３位に躍り出たことについても、「化粧水・乳液・クリーム」の３ステップでスキンケアを済ませたいという簡略化、時短化へのニーズの表れであると考えていいだろう。
しかし、見方を変えると、多くの消費者は「化粧水・乳液・クリーム」の３ステップが習慣化しており、外出しない休日の朝でもスキンケアは怠っていないということだ。「特になし」の回答者が増えてはいるものの、圧倒的多数になることは考えにくい。
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この記事は週刊粧業 2015年7月6日号 16ページ 掲載
■特集･アンケート調査～消費者（20～30代女性412名）が求める化粧品･日用品2015 時間を短縮するアイテム揃う「朝」に時間割く傾向強まる 限られたお金や時間の中で、レベルを落とさずにきちんと手入れをする--。美と健康については、そんな現代女性のライフスタイルが浮かび上がってくる。20代～30代女性412名に行った今回のアンケート調査では、...
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