全卸連、卸流通アカデミーで資生堂・魚谷社長が講演

週刊粧業 2015年8月10日号 2ページ

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全卸連、卸流通アカデミーで資生堂・魚谷社長が講演
 全国化粧品日用品卸連合会は7月24日、ライオンの平井コミュニケーションセンターで地域卸の次世代経営者の育成を目的にした「第4期 卸流通アカデミー(最終日)」を開催した。講義前の恒例となった特別講演「業界リーダーに聞く」には今回、資生堂の魚谷雅彦社長が登壇し、「世界で勝てる日本発のグローバル企業を目指して」をテーマに、これまでのキャリアで学んできた現場第一のマーケティングを中心に、資生堂グループが現在取り組んでいる企業改革と今後の方向性、リーダーとしての心構えについて、約80分間にわたり熱弁をふるった。

 1977年にライオン歯磨(現ライオン)でビジネスキャリアをスタートした魚谷氏は、社内留学制度を活用して1983年に米国コロンビア大学でMBAを取得し、帰国後は営業を経て最年少でプロダクトマネージャーに抜擢される。ライオン退職後は、シティバンク、クラフト・ジャパン(現モンデリーズ・ジャパン)を経て、1994年に日本・コカコーラに入社。「爽健美茶」「ジョージア」などのヒット商品を手がけ、2001年に同社社長、2006年に同社会長を歴任した。

 魚谷氏は日本・コカコーラ社の会長を務めていた当時、「グローバルでは欧米企業が存在感で他を圧倒しているが、優れた技術力を持ち、ロイヤリティの高い社員がいて現場も意欲に満ち溢れている日本企業がなぜ世界で勝てないのか」と疑問を持つ。その要因を「マーケット力の差」と定義した魚谷氏は、2007年にマーケティングのコンサルティングを行う「ブランドヴィジョン」を設立し、後に社長を務める資生堂をはじめ、日本を代表する数多くの企業のマーケティング改革に取り組み、その手腕を発揮してきた。

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