ポイントピュール、展示会で自社ブランド「RyuSpa(琉スパ)」をPR

粧業日報 2015年9月16日号 4ページ

カンタンに言うと

ポイントピュール、展示会で自社ブランド「RyuSpa(琉スパ)」をPR
 沖縄産の自然素材を活用した独自のOEM事業を展開している一方で、主にサロン流通の自社ブランド「RyuSpa(琉スパ)」も手掛けているポイントピュール(沖縄・久米島)は、9月7~9日にかけて都内で開催された美容の総合展示会「ダイエット&ビューティーフェア」に出展し、初披露の新製品を中心に沖縄カラーを前面に押し出したラインナップを流通・小売関係者にアピールした。

 今回初めて披露したのは、顔やボディ用のトリートメントオイル(3種各60mL・2900円)だ。それぞれサトウキビ由来のシュガースクワランやホホバオイル、13種の沖縄産エキスを配合するなどして完成させた。

 同時にこれは、新シリーズの幕開けでもある。「琉スパ」は商品特性や価格帯などに応じて複数のシリーズを展開しているが、今回のトリートメントオイルを皮切りに新たなシリーズを立ち上げるという。年内には、新たに7種ほどの新製品を追加投入する予定だ。

 大道敦社長は、この新たなシリーズで「(自社ブランド展開の)基礎をつくる」と主軸に据える考えを示す。

 新シリーズは久米島沖の海洋深層水や、ウコンやモズク、アセロラといった沖縄産の自然素材を結集させたほか、著名なデザイナーに依頼して斬新なパッケージデザインを纏うなど、およそ2年をかけて完成させた自信作になっているという。

 今後も追加商品を次々と投入し、スキンケアやヘアケア、健康食品を交えたトータルブランドへと仕上げる計画だ。まずは国内のスパを中心に流通ルートを開拓し、将来的には一般流通や海外市場への供給も視野に入れている。流通先の要望に応じて美白や育毛剤など医薬部外品としての展開も可能だといい、大道社長は「このブランドで攻めていく」と強い意気込みを披露している。

 一方、この「琉スパ」は海外での販売も順調に立ち上がっている。例えば、赤いパッケージの商品群(14種)を通販で展開している韓国では、約半年で1万本ほどを売り上げるなど出足が好調のようだ。大道社長は、「沖縄の自然・天然のブランド力に高い評価が集まっている。まだスタートしたばかりだから、これからもっと広がるだろう」と期待を高めている。

 他にも、「琉スパ リファイニング」というシリーズ名で中国や香港で販売ルートを開拓している最中だ。今後も海外展開は継続強化していく方針で、日本国内も含めて「自社ブランドをこれからさらに伸ばす」(大道社長)と意気込む。

 同時に、こうした商品開発・販売のノウハウをOEM先に提案することにも力を注いでいくという。

 同社は現在、国内外からの受注増に伴い、現工場近くに新たな工場を建設しており、創業15周年を迎える来年3月に披露する予定となっている。
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