2015年秋のトイレタリー市場、「衣料用洗剤」「入浴剤」に注目集まる

C&T 2015年9月15日号 38ページ

カンタンに言うと

2015年秋のトイレタリー市場、「衣料用洗剤」「入浴剤」に注目集まる
 「C&T」では、卸売業とGMS・SM・コンビニ他、ドラッグストアの各業種・業態を対象に、毎春・秋にトイレタリー市場の動向を探るアンケート調査を実施している。

 2015年秋は卸売業11社、GMS・SM・コンビニ他5社、ドラッグストア4社の総勢20社から回答を得た。トイレタリー製品に関する各社の動向についてまとめてみた。

*アンケート結果は、卸売業11社、GMS・SM・コンビニ他5社、ドラッグストア4社の合計20社の回答によるもの。調査期間は、2015年7~8月である。

春は「上回っている」が47.4%
前年とほぼ横ばいの傾向に

 まず、今春のトイレタリー市場の動向について、各社の業績を質問した。(〔表1〕参照)

 2015年3月~6月までのトイレタリー関連売上げの前年同期との比較は、各業種・業態総合(以下、総合)で「上回っている」が47.4%、「前年並み」と「下回っている」がともに26.3%となった。

 昨年実施した同様の調査結果と比較すると、「上回っている」が0.4P減少し、「前年並み」と「下回っている」が0.2P上昇した。

 2014年3月は消費増税前の駆け込み需要で一気に購買が促進され、4月からはその反動で消費が落ち込み、苦しんだ企業も多かったはずだ。トイレタリーは生活必需品であるため、そこまで消費は落ち込まない傾向ではあったものの、3月に購買意欲が促進されて数字があがったことは事実だろう。

 今回、どの回答も前年と比べてほぼ横ばいであったことから、駆け込み需要とその反動をうまく乗り切った企業は今年も堅調に維持しているとうかがえる。

 総合の売上前年比の平均数値は昨年の102.7%から102.3%とわずかに後退した。

 前年超えを果たしている企業の中には、2ケタの伸びを回答した企業もおり、下回った企業も数%の範囲での減退だった。

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