東海地方で化粧品専門店「パルファン」を16店舗運営するくわこや(本社=愛知県西尾市)は、2015年9月期の売上高が47億円、経常利益が1億6000万円となり、過去最高益を達成した。
今回は16店の中でも、野村和弘社長が「当社の旗艦店に成長した」という「パルファン イオンモール大高店」(以下「パルファン大高店」)を伺い、同店の特徴とともに、同社が力を注いでいる「人づくり」の取り組みについて話を聞いた。
外部講習を積極的に取り入れ
スタッフ育成の成果が業績に
2015年9月期の過去最高益に触れると、野村社長は「小売業にとって、業績は『人づくり』とほぼイコールであり、「そういった意味では『人づくり』が過去最高の1年だったと言える」と話し、「人づくり」の重要項目として、近年注力して取り組んできた「採用・育成」の成果に充実感をにじませた。
化粧品販売に限らず、小売業は「休みをとりにくい」「賃金が安い」といったハードワークなイメージを持たれがちで、人材確保が難しい業界の一つと言われている。近年はそれに、アベノミクス効果による景気回復傾向が拍車をかけている。
低賃金や福利厚生の充実化は、小売業全体の課題でもあり、継続的に採用に力を入れている同社でさえ、「苦戦はしている」と吐露する。
特に地盤を広げる愛知県は、自動車産業を中心とした製造業が盛んな地域だ。経済的に豊かで福利厚生も充実している製造業者も多いことも影響しているという。
そうした地域の特徴を踏まえた上で、野村社長は「小売業の現状を変えていきたい。条件のいい他業種とも伍して戦える小売業づくりを目指していく」と言葉に力を込める。
その実現に向け、「人づくり」ではどのようなことに取り組んでいるのか。
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この記事は週刊粧業 2015年10月26日号 10ページ 掲載
〔化粧品専門店〕■座談会~店とメーカーの相互信頼関係が「ファンづくり」の第一歩参加者~コーロ「コーロ イープロ」播磨利枝氏/コーロ「コーロ イープロ」播磨扶味氏/アルビオン大和緑取締役・営業本部副本部長■化粧品専門店29社にアンケート~差別化は「カウンセリング」、客単価に反映され成果も①立地、②ライバル業態、③売上伸び率、④売上増加・減少の要因、⑤平均指数、⑥カテゴリー別・メーカー別実績、⑦...
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