ライオンは、入社1~3年目の女性400名に対して「就職に伴う生理痛の変化」(調査期間:2015年6月、Web調査)について意識調査を実施した。
その結果、入社年次が上がるほど、「生理痛はひどくなる」傾向にあったが、仕事に支障がないよう、自分なりの対処法を確立していることがわかった。
「社会人になって持ち歩くようになったもの」の1位は「予備の生理用品」だった。ほかに「ハンドクリーム」「歯磨きセット」「メーク用化粧品」などと並んで、「解熱鎮痛薬(痛み止め)」が挙がった。さらに入社年次別にその割合を見てみると、解熱鎮痛薬を持ち歩くようになった人は、1年次は12%、2年次は22%、3年次は31%と、入社年次が上がるほど増加していた。
「生理痛への対処」としては、「市販の薬を飲む」が最も多く、次いで「あたたかいものを飲む・食べる」「睡眠時間をしっかりとる」だった。さらに入社年次別に見ると、年次が上がるほど「市販の薬を飲む」「睡眠時間をしっかりとる」が増えることがわかった。
「生理痛の程度が社会人になる前と比べて変わったか」という質問に対し、「かなり重くなった」「やや重くなった」と感じている人は45%だった。
年次別では、年次が上がるほど、生理痛が「重くなった」と感じている人が増加傾向(1年次:34%、2年次:49%、3年次:54%)にあった。
「生理痛が重くなった原因」は、約70%が「ストレス」と回答し、続いて「運動不足」「忙しくなった」「不規則な生活」などだった。
鎮痛薬にどのようなイメージを持っているか聞いたところ、「痛みをなくしてくれるので頼りになる」という回答が最多である一方、「痛みが我慢できないときだけ飲む」「ずっと使い続けると効かなくなりそう」という回答もあった。
また、「生理痛のつらい症状」の種類は「腹痛」(79%)、「腰痛」(63%)、「頭痛」(45%)などであり、それらが原因で「生理時に感じたことのある不具合」を尋ねると、「仕事に集中できない」(53%)、「仕事中に眠気を感じる」(48%)、「職場の飲み会などに参加できない」(37%)、「プライベートな付き合いに参加できない」(34%)という意見が多く挙がった。
この記事は粧業日報 2015年11月2日号 4ページ 掲載
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