ラシェル製薬、2016年春めどに機能性表示食品OEMの提案へ

週刊粧業 2016年1月1日号 83ページ

カンタンに言うと

ラシェル製薬、2016年春めどに機能性表示食品OEMの提案へ
 2016年春を目途に機能性表示食品OEMの提案開始を目指すラシェル製薬では現在、原料メーカーと共同で機能性表示食品の製品化に向けた取り組みに注力している。

 同社の古賀哲也営業部課長によると、ラフマ葉エキスとGABAを組み合わせた睡眠改善効果の高いサプリメントに加え、抗酸化力に優れた還元型コエンザイムQ10を配合したサプリメントの2品が、今春までに製品化する見通しだという。

 「臨床データでは、睡眠改善によって肌の状態を良くする結果が得られている。まずは『安眠+美容』を切り口としたサプリメントを当社の機能性表示食品OEM第一弾として今春から提案できるよう、今後の製品化に向けて着実に研究開発を進めていく」(古賀氏)

 主力の青汁関連OEMに関しては今期、好調な推移を見せているという。同社ではこれまで、低価格へのニーズに応じて中国産の大麦若葉を使用した青汁のOEMを展開してきたが、近年は原料の安全性を重視する取引先が増え、国産の大麦若葉を粉末加工した青汁のOEMが大幅に増加しているという。

 また、青汁関連OEMでは大麦若葉以外の素材にも注目が集まっているといい、「最近では、抗糖化成分の桑の葉を使用した青汁がここへきて引き合いが高まっている」(古賀氏)という。

 さらに、青汁関連OEMでは一昨年から中国への輸出を開始し、昨秋から台湾への輸出が新たにスタートするなど、海外に向けた輸出が本格化している。こうした背景として、「ここ1年ぐらいで、海外事業部を設立する取引先が増えている」(古賀氏)ことが好調を支える要因となっているようだ。

 主力の青汁関連OEM以外では、昨夏から提案を開始した国産豚プラセンタ由来の美容ドリンクが好調で、「既にリピートの注文が入り、海外輸出も増えてきている」(古賀氏)という。

 同品は1瓶あたりのプラセンタ含有量が1000mgとなっているほか、ヒアルロン酸やコラーゲン、αリポ酸など肌に良いとされる成分を豊富に配合している。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ラシェル製薬、2016年春めどに機能性表示食品OEMの提案へ

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop