ケイズ、容器とOEMの融合で利便性追求し、「化粧品コンシェルジュ」を目指す

週刊粧業 2016年1月18日号 7ページ

カンタンに言うと

ケイズ、容器とOEMの融合で利便性追求し、「化粧品コンシェルジュ」を目指す
 ケイズ(本社=石川県金沢市)では近年、容器提案にOEM事業を融和した「化粧品コンシェルジュ」を企業方針に掲げ、資材から中身づくりまでを総合的にカバーした事業展開を進めている。

 今展示会では、「五感で楽しめる化粧品~来て・見て・触って」をテーマとし、ユニークで意外性に富んだ新発想の製品提案を中心に、多種多様な伝統工芸が今も脈々と受け継がれる古都・金沢の「匠の技」と「おもてなしの心」をOEMと容器の両軸からアピールしていく。

 角嶋一幸社長に、今展示会に向けた意気込みを聞いた。

従来の化粧品づくりの枠に
囚われない新発想の製品提案

 ――今展示会の出展の狙いについてお聞かせください。

 角嶋 今展示会では、容器とOEMに精通する化粧品コンシェルジュとして、「ケイズに依頼すれば本当に便利」とお客様が思っていただけるような容器と中身づくりのトータル提案を全面に打ち出していくほか、今夏に稼働する新工場についてもブースで紹介したいと考えている。

 金沢の地で化粧品づくりを行っている我々のものづくりのDNAの中には、ユネスコ・クラフト創造都市に認定されている金沢の優れたものづくりの技と心が刻まれている。北陸新幹線が昨年3月に開通し、交通の利便性が高まった今こそ「金沢らしさ=ケイズらしさ」として、我々が強みとする匠の技とおもてなしの心をアピールする絶好の機会になるだろう。

 ――今回のブーステーマ「五感で楽しめる化粧品~来て・見て・触って」の詳細を教えてください。

 角嶋 ブースでは「生セラミド」「生せっけん」「ミスト状で出るジェル」「うるおい柔玉せっけん」など、従来の化粧品づくりの枠に囚われない、意外性に富んだユニークで化粧品を使う楽しみをもたらす新発想のアイテムを紹介する。

 「生セラミド」は、非常に高度な分散技術で生成された浸透性の高いセラミドで、一般的なセラミドが白濁色であるのに対して生セラミドは透明色に近いのが特徴だ。

 OEMでは近年、食品分野からの異業種参入が多く、単に食品を原料に活用するということではなく、見た目も剤型も食品のような化粧品を作って欲しいといったニーズがある。そうした声に応えるため、当社が開発したのが生クリームのような質感が特徴の「生せっけん」だ。

 生セラミドを配合した美容液と、生せっけんは既に「金澤コスメ」として採用実績があり、今展示会でさらなる引き合いの高まりに期待している。

 一方、今展示会で初披露目となるのが「ミスト状で出るジェル」「うるおい柔玉せっけん」だ。

 「ミスト状で出るジェル」は、粘性の高いジェルがミストで出せるという見た目のギャップが特徴的で、使う人に楽しみをもたらすアイテムとして提案していく。

 「うるおい柔玉せっけん」は、球状にゲル化したせっけんを特殊充填したもので、ゼリーのようにぷるぷるした弾力ある新しいタイプの石鹸だ。

 こうした他社では真似できない匠の技によって生み出されたアイテムを、実際にブースへお越しいただき、体験してもらいたいという想いを今回のテーマに込めている。

ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ケイズ、容器とOEMの融合で利便性追求し、「化粧品コンシェルジュ」を目指す

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop