化粧品OEMアンケート調査、好業績で成長投資に前向き

週刊粧業 2016年2月29日号 6ページ

化粧品OEMアンケート調査、好業績で成長投資に前向き
 具体的な経営事情や受注状況がなかなか見えづらいOEM業界の実態を探るため、本紙は年に1度「化粧品受託製造メーカー・アンケート調査」を実施している。

 今年も全37社(アイメイト、アサヌマコーポレーション、アンズコーポレーション、石田香粧、エフシー中央薬理研究所、木下製薬、近代化学、クロバーコスメイク、ケイズ、ケミコスクリエイションズ、幸愛化学、コスメサイエンス、コスメテックジャパン、サティス製薬、ジャパンビューティプロダクツ、セントラル・コーポレーション、東色ピグメント、東洋新薬、東洋ビューティ、トキワ、ナユタ、ニコスタービューテック、日進化学、日本コルマー、日本色材工業研究所、日本ゼトック、ネオネクリエーション、ノーベル化学宏業、フェイスラボ、プロテックス・ジャパン、ポイントピュール、マーナーコスメチックス、ミック・ケミストリー、ミロット、メリードゥビューティプロダクツ、山田製薬、ランインターナショナル)から協力を得てその結果をまとめた。

 業績見通しや商品開発の方向性とともに、徐々に注目を集めているオーガニックやハラールといった国際認証取得への意識調査を新たに加え、各テーマに沿って解説する。

追い風強まり「伸長」増加
「取引増大」は約7割に

 今期(2015年度)の業績見通しについて質問したところ、「伸長」との回答が24社で最も多かった。前回の62.2%をさらに上回る64.9%を占める結果となった。

 今期業績の見通しを「対前年比」で聞いてみると、回答25社のうち、伸長(見通し)で「10%以上」が4社、「6~10%」が4社、「1~5%」が4社となり、「10%以上減少」と答える企業は皆無だった。

 その業績の要因について、前期と比べて「取引先が増えた」との回答が最多となる23社(67.6%)にのぼり、「既存顧客からの受注が増えた」も20社(58.8%)と過半数を超えた。

 「既存顧客からの受注が減った」は14.7%にとどまり、「取引先が減った」との回答はなかった。

 以上の結果から、本紙1面の総論で記したとおり、ブランドメーカーのアウトソーシング化と異業種からの新規参入の増加が進行し、OEM業界全体で製造業務の件数として増え、各社の業績に反映されていると考えられる。そうした業績好調に伴う成長戦略の方向性は以下の設問にも見ることができる。

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