ライオン、4社共同で「世界睡眠会議」を設立

粧業日報 2016年3月28日号 3ページ

カンタンに言うと

ライオン、4社共同で「世界睡眠会議」を設立
 ライオンは、昭和西川、ダイキン工業、ルネサンスと共同で、睡眠から人々の健康を考えるプロジェクト「世界睡眠会議」を、世界睡眠の日に合わせて3月18日に設立し、同日よりWebサイトを開設した。

 睡眠に関する調査(OECD国際比較調査(2014年))では、日本人の睡眠時間(平均463分間)がOECD加盟諸国の中で韓国に次いで2番目の短いという結果が出ており、今回、人々が睡眠の大切さに気づいて、睡眠をケアする新しい健康づくり行動が定着し、日々の暮らしがより豊かで健やかになることを目的に新プロジェクトを立ち上げた。

 主な構成員は、睡眠の研究者や文化人、生活者のより良い睡眠を考える企業などで、業種や研究分野の枠を超えて、睡眠を通じた健康づくりの実現に向けた情報を広く発信していく。

 1つ目の施策として、Webサイトを新設し、健康づくりのための睡眠ケアに関する情報開発と発信に取り組む。睡眠は生活における様々な因子が関わることから、異業種企業との連携により、睡眠を通じた健康づくりのトータル提案を行っていく。また、眠りの大切さに気づいた生活者に対して、楽しみながら睡眠のケアに取り組める場を提供。眠りにまつわる著名人のインタビューや、寝顔の投稿画像を掲載する生活者参加型コンテンツ、睡眠ケアの方法やコツを体験型取材で探究するコンテンツ「睡眠研究部」などを掲載していく。

 2つ目の施策として、Webサイトでの情報発信と連動した各種イベントを実施。第一弾として、4月24日にウェルカム・シンポジウム「睡眠の面白さに目覚めませんか?」を京都大学と共同で開催する。

 ライオンは、これまで生活者の健康寿命の延伸につながる様々な活動や、睡眠の質の向上に役立つ製品、暮らしに役立つ情報の提供などに取り組んできたが、生活者のより良い睡眠をサポートし睡眠の質を向上させ、睡眠のケア行動の定着を推進すべく、今回、「世界睡眠会議」に参画することにした。
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