シュシュシェリー、「香水王子」こと坂本信介氏が提案するフレグランスの新業態店

C&T 2016年3月15日号 70ページ

カンタンに言うと

シュシュシェリー、「香水王子」こと坂本信介氏が提案するフレグランスの新業態店
 香水の企画開発および専門店を運営するソレイユ(本社=大阪市)のガレリア事業部は、「香水王子」として知られる坂本信介氏が「日本人のための香水ブランド」として立ち上げた「Chérie(シェリー)」の旗艦店「chouchouChérie(シュシュシェリー)」を昨年11月、大阪・吹田市のららぽーとEXPOCITY2階にオープンした。

 ガレリア事業部はこれまで大阪・心斎橋と兵庫・三宮で香水専門店「ガレリア」を3店舗運営しているが、「シュシュシェリー」をシェリーの旗艦店に位置づけ、日本人のための香りのオシャレを提案している。

 「中世の香り工房」をコンセプトにブランドの世界感を打ち出した香水ファッション雑貨店として、「シェリー」シリーズのほかにハンドタオルやストールなども取り揃える。

日本人のための香水ブランド「シェリー」
「中世の香り工房」をテーマに旗艦店も

 坂本氏がフレグランス業界の救世主として存在が知れ渡ったのは、約15年前、大阪・心斎橋にあったフレグランスショップの販売員をしていた頃のことだ。若干5坪のショップで年商1億円以上の実績をつくった。

 当時でいう「カリスマ販売員」として注目され、評判を聞きつけたフレグランスメーカー各社からは、デモ販売やセミナー・講演の依頼や、新商品・テナントのプロデュース業務を託された。周囲の注目をよそに、坂本氏は「お客様が嫌がらない接客を心がけていたら、自然とスタイルになっていった」と当時の記憶を飄々と語る。

 香水や香りの知識、文化・歴史などに精通した業界人や有識者は存在するが、加えて「実際の店頭で実績をつくれ、今求められている香りトレンドなども自信を持って発信できる」人材を、「香水王子」こと坂本氏の他に聞いたことがない。

 すでに業界内で独自のポジションを確立している王子が自ら、香水ブランドを立ち上げ、さらには旗艦店のオープンに至った経緯について、「低迷気味のフレグランス業界をざわつかせたかった」と話したが、その根底には「日本におけるフレグランスの価値を向上させ、文化として根づかせたい」という20年来の沸々とした熱い想いがある。

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