ポイントピュール、ハラールビジネスは国内アメニティ需要から着手

週刊粧業 2016年8月22日号 7ページ

ポイントピュール、ハラールビジネスは国内アメニティ需要から着手
 久米島の海洋深層水など地場由来の素材を活かした化粧品づくりに取り組むポイントピュール(本社=沖縄県島尻郡)の自社工場は、今春にMHC社(東京)が主宰しているローカルハラル認定を取得したことを受け、第一陣となるホテルアメニティシリーズ3アイテムに向けた試作品の磨き上げが進行している。

 このほどパッケージデザインが決まった3種はシャンプーとコンディショナーのほかボディソープで、8月いっぱいを目途にサンプル品を仕上げたのち、大道敦社長は既存の販売先を軸に「9月から10月にかけて本格的な営業を仕掛ける」と意気込みを見せている。

 同社長がハラールビジネスへの参入に勝算を見出したのは、認定取得の約1年前だったと説明している。

 当時、まだ食品に比べたら見込まれる売上規模の実態が不明確だった同ビジネスへ舵を切ることは「簡単ではない経営判断だった」と回想する大道社長は、決断の決め手について「良質な水など、国内ハラール(の規定)は沖縄素材と好相性だと見なせた」と述べて相好を崩した。

 また、当面で国内ハラールの取り組みに一定の成果を生んだ次のステップとして海外輸出へ漕ぎ出す。

 具体的には、このほど完成した新社屋で観光客を対象にした新店舗が活発に滑り出した勢いを駆り、国際的なハラール認証を取得する前提の固形石けんづくりを開始する構想が前に進んでいる。

 沖縄の地の利が活きるアジアを見据えたハラール展開第二幕のため、近く「世界に一つ」(大道社長)という独自の固形用製造機械が完成すると、小ロット対応で既存顧客の要望を叶える。
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