ポイントピュール、競合に差異化できる優位性の創出で前進を

週刊粧業 2016年8月29日号 10ページ

カンタンに言うと

ポイントピュール、競合に差異化できる優位性の創出で前進を
 2001年に会社設立のポイントピュール(本社=沖縄県島尻郡)が、資本力や業歴で勝ち目がない競合を横目に、企業の特徴を際立たせる手法で顧客企業を増やすなど業績を拡大している。

 ラインの増設や新鋭機の投入を行い、新興の企業らしく利益の留保よりも投資を優先してきた大道敦社長は、5年後の創業20周年を見据えて「諸々の投資を開花させ、年間売上高で10億円を達成したい」と述べて口元を引き締めた。

 実際、2016年6月期は資材調達で大きな誤算に直面する逆風下で2ケタ増収を果たした勢いを駆り、今期も売上高を大きく伸ばせそうな商況が続いている。

 もともと、海洋資源が豊富な沖縄県で「海洋深層水を扱っている珍しい(OEMの)会社」(大道社長)として市場の関心を集めてきた同社が、近年はハラールビジネスへの参入(既報)や県産青果物の活用で話題を振りまいたほか、さかのぼると小売業に店舗を構えて挑む革新的な横顔が業界の異端児として属性を際立たせてきた。

 そうした動きが発端だという淡い確証を持つ中で、大道社長は最近になって外国企業から新規取引の打診が増えていることを明らかにしている。

 ホームページへのアクセスでログ解析を行った結果、キーワードの上位は「深層水」や「沖縄素材」のほか「ハラール」が上位で、むしろ「OEM」は下位だった。

 さらに、このほど同社の独自成分がコラーゲン産生でエビデンス(図表)を取得し、顧客の反応に期待が高まっている。
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