ケイズ、今夏から新本社・工場が本格稼働

週刊粧業 2016年9月5日号 10ページ

カンタンに言うと

ケイズ、今夏から新本社・工場が本格稼働
 1998年創業で化粧品の受託製造や容器調達を展開しているケイズ(本社=金沢市)では、昨年8月から着工していた新本社・工場の新設工事を終え、先月から営業を開始している。

 角嶋一幸社長に、新本社・工場が本格稼働した今の心境や今後の事業展望などについて話を伺った。

 ――今夏から稼働した新工場について、今の心境をお聞かせください。

 角嶋 我々は創業以来、お客様から「ケイズに依頼すれば本当に便利」と思われる存在となるべく、化粧品業界のコンシェルジュを目指してきた。

 その根幹には「お客様に向けた安心・安全の追求」があり、この思いをブレることなくこれまで事業を展開している。

 今回、新たな工場に生まれ変わったことで、生産能力が従来比で約3倍増となり、衛生面も大幅に向上するなど、お客様の要望にこれまで以上に応えられる製造環境が整った。

 また、従来の工場で見えてこなかったことに気づきを得るきっかけにもなり、それが会社を成長させる大きな糧になると確信している。

 ただし、新工場は今までの取り組みの延長線上であり、お客様への安心・安全を追求していくうえで、ある意味で通過点でしかない。

 あくまでも初心を忘れず、絶えずお客様視点で物事を考え、進化し続ける企業を目指していきたい。

 ――貴社が今後注力する取り組みは何でしょう。

 角嶋 元々、漁師だった私が右も左も何もわからず社会に出て、この会社を起業することができたのも様々な「人」との出会いがあったからだ。

 ケイズの成り立ちはまさに「人」であり、これまで多くの人から与えてもらったことを、今度はケイズがお返しする番だ。

 そのために新工場では今後、「お客様の安心・安全」「礼儀正しさ」「スピード」「効率」の4つをテーマとした取り組みを推進していきたい。

 また、「地域貢献」に向けた取り組みも今後より一層力を入れていく。

 金沢は加賀野菜をはじめ、富山湾の海洋深層水など有用な素材が豊富で、当社は地元の食品メーカーと技術提携を行い、長年にわたって化粧品素材の研究開発を進めてきた。

 昨年は新たに、石川県産の高級ブドウ「ルビーロマン」を化粧品原料として開発し、北陸の素材を用いた化粧品づくりのさらなる広がりに大きな期待を寄せている。
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