花王、小田原事業場に化粧品の新研究施設を開所

粧業日報 2016年9月13日号 1ページ

カンタンに言うと

花王、小田原事業場に化粧品の新研究施設を開所
総工費130億円、アジア№1の化粧品会社めざす

 花王は9月7日、化粧品の研究・生産拠点である小田原事業場内に、新たな研究施設「ビューティリサーチ&イノベーションセンター」(所在地=神奈川県小田原市寿町5‐3‐28、構造規模=鉄骨 地上4階建、延床面積=1万6594.3㎡)を開所した。

 2015年7月には、同じ敷地内にある工場でも新しい建屋を竣工しており、小田原事業場の研究・生産機能の増強に対する設備投資額は合わせて約130億円となる。

 「ビューティリサーチ&イノベーションセンター」には、花王グループの化粧品に関する研究機能を集結。フロア内に仕切りがない大部屋制を採用し、フロア間を結ぶ内階段にはドアを設けないなど、コミュニケーションしやすい建屋構造となっている。これにより、グループ内の研究資産を最大活用して研究・開発力を強化するとともに、部門間での相互理解を深めて個々のブランドの独自性を深化させ、科学と感性の融合による革新的な研究にも取り組んでいく。

 また、感情や情動、意思決定などの脳活動を可視化して解析できる「fMRI(機能的磁気共鳴画像装置)」を日本国内企業の研究拠点として初めて導入し、科学的根拠に基づいた、五感に訴える新たな美の価値創造を目指す。

 さらに、「美」や「感性」といった言語では表現が難しい感性領域の多様な価値をわかりやすく体験し、可視化できる研究スペース「ここラボ」を研究所内に設置している。

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