ケイズ、OEMと容器の一体提案が好調に推移

週刊粧業 2016年10月24日号 42ページ

カンタンに言うと

ケイズ、OEMと容器の一体提案が好調に推移
 1998年創業で化粧品の受託製造や容器調達を展開しているケイズでは、今年8月に新本社・工場が本格稼働したことを契機に新たなOEM受注が増え、そこから容器の提案・受注へと結びつく案件がここへきて着実に増えているという。

 同社では容器調達に関して、国内だけでなく韓国と台湾にも拠点を展開し、独自の調達ルートを活かして機能性とデザイン性を兼ね備えた海外容器の提案に強みを持つ。

 本社・工場総務課の番匠郁子氏によると、今年引き合いが高まっている容器として、「筆付チューブ」と「肉厚タイプのクリームジャー」がいずれも好調だという。

 筆付チューブはネールケア商材の容器として引き合いが高く、平筆と細筆の2タイプを提案している。肉厚タイプのクリームジャーはガラス容器のような見た目で重厚感や高級感を演出し、アンチエイジングを訴求した高機能クリームなどの高級ラインでの採用が多いという。

 「チューブ容器は付加価値のある機能的なタイプが人気となっており、筆付だけでなく先端にスポイトやボールの付いたタイプも人気で、肉厚タイプはジャー以外にもリップグロスの容器でも引き合いが高まっている。こうした日本には珍しい特徴ある容器が沢山揃っているのが海外容器のメリットだ」(番匠氏)

 容器提案に中身づくりを融合した「化粧品業界のコンシェルジュ」を目指す同社では今後、注力する取り組みとして「ケイズに依頼すれば容器だけでなく、化粧品の完成品までトータルでコーディネートできる。その強みを強化し、お客様の利便性をさらに高めていく」(番匠氏)としている。
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