ちふれ化粧品 人事部に聞く、我が社の採用基準

週刊粧業 2016年10月24日号 22ページ

ちふれ化粧品 人事部に聞く、我が社の採用基準
 ちふれ化粧品(本社=埼玉県川越市)は、経営理念を盛り込んだ「ちふれ宣言」を行動規範に掲げて全社員が業務を遂行している。

 内容には、「正義感と誇りを持って」や「うそのない事業活動」と盛り込まれており、背筋を伸ばして働こうとする全従業員に共通の働く意義が伝わってくる。

 見方を変えると、ここで掲げる理念は「この会社で働いてみたい」と考える潜在的な共感者を引き付ける呼び水であるほか、一方で、こうした考え方を嫌う人材を寄せつけない避雷針の役目を果たしているようにも見える。

 管理本部 人事部に、企業文化を重視する採用の要諦を聞いた。 

 ――「ちふれ人」とは、時代の変化に応じて変わりますか。

 人事部 変わる部分と、変わらない部分がある。

 変わらずに求める人材像を挙げると、経営理念への共感と理解が前提となってくる。

 今でこそ、当社と同じような価格設定の企業はたくさんある。

 そうして価格帯が同じであっても、当社は「化粧品はこうあろう」という理念を一貫して踏襲しながら事業活動を行ってきているので、そこで企業と被雇用者のベクトルが合わないと、入社を経て仕事をしても目指す方向が離れていってしまう。

 ともに歩み、一緒に成長できる人材を求めていくことは、時代よって変わるものではない。

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