2016年上期のオーラルケア市場、口腔ケア意識の高まりが顕著

週刊粧業 2016年10月31日号 1ページ

カンタンに言うと

2016年上期のオーラルケア市場、口腔ケア意識の高まりが顕著
 2016年上期(1~6月)のオーラルケア市場は、前年比4%増の約1152億円(メーカー調べ)となった。

内訳は、歯ミガキが前年比3.6%増の448億円、歯ブラシが4.3%増の238億円、液体が8.6%増の154億円、歯間クリーナーは9.9%増の91億円、電動歯ブラシは6.5%減の24億3000万円となっている。

 この状況のまま推移すれば、2016年1~12月は前年比3%増の2360億円となることが予測されており、昨年に引き続き市場の拡大が見込まれる。11月8日の「いい歯の日」を前に、各社の動向をまとめた。

各カテゴリーで単価がアップ
歯ミガキの超高価格帯が活況

 1989年より日本歯科医師会と厚生労働省が進めている「8020運動」などの浸透により、生活者のオーラルケア意識が高まり、ムシ歯予防だけでなく歯周病や知覚過敏の予防、美白などケアのニーズが多岐にわたっている。

 特に高齢者は残存歯数が増え、その分歯周病リスクも高まっており、今まで通りの歯磨き習慣ではケアが十分にできなくなっている。

 その結果、個人の症状に合ったパーソナル化が進み、機能訴求型の高付加価値品を求めるようになり、歯ミガキや歯ブラシ、液体といったほとんどのカテゴリーで単価が上昇し、市場も伸長傾向にある。

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