東洋新薬、QOLの向上につながる製品に注力

週刊粧業 2017年1月1日号 84ページ

カンタンに言うと

東洋新薬、QOLの向上につながる製品に注力
 化粧品・健康食品のODMを展開している東洋新薬は、機能性表示食品の受託製造が好調で、特定保健用食品における許可取得数トップの強みを活かして、機能性表示食品のヘルスクレームや関与成分の品目数拡大に取り組んでいる。

 同社では化粧品や健康食品でエビデンスや安全性を重視して製品を開発していることから、機能性表示食品においてもエビデンスの信頼性や質を重視しており、将来にわたって差し戻されることがないエビデンスを取得し、機能の裏付けとしている。

 現在、同社では機能性表示食品に関するヘルスクレーム(表現)は13種、関与成分は12種、製品は34品目を保持している。このため、「どのような成分で」「どのような機能を」訴求するのか、依頼に応じて様々な提案が可能という。

 中でも、最近ではQOLの向上に関係する機能への注目が高まっており、同社では「メタボリックシンドローム」「ロコモティブシンドローム」「ストレス」「睡眠」などの、一般健康食品やトクホでは訴求できないヘルスクレームの開発を強化している。

 美容分野については、米由来グルコシルセラミドを配合した「メディスキン」を開発し、肌の保湿力(バリア機能)を高める製品として提案している。

 また、この他にも内外美容に最適な素材があり、同社の化粧品受託事業にも応用し、化粧品とサプリメントをトータルで提案できるようにサポート体制を強化していく方針だ。

 さらにここ最近、同社はサプリメントの「飲みやすさ」や「体内での吸収しやすさ」といった機能面以外の付加価値の提供のため製剤技術の向上にも注力しており、より生活者のライフスタイルに沿った製品の開発・提案を行っていくとしている。

 「東京大学との産学連携事業も進んでおり、研究開発力が向上し、提案の幅が広がることが期待されている。機能性表示食品のみならず、一般のサプリメントや健康食品など、要望に応じて的確に提案し、サポートしていきたい」(同社)
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